16日、韓国・聯合ニュースは、韓国の地方公務員が架空の残業代を得るため編み出した驚くべき手法について報じた。資料写真。

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2016年6月16日、韓国・聯合ニュースは、韓国の地方公務員が架空の残業代を得るため編み出した驚くべき手法について報じた。

韓国の地方の役所には、10年ほど前から出退勤を指紋認証により管理するシステムが導入されている。昨年11月、慶尚北道の職員2人がこれを悪用して不当な残業代を手にしていたことが発覚した。2人はシリコンで作った自分たちの指のレプリカを部下に渡しておき、残業をしたかのように退勤の指紋認証を行わせていた。こうして得た残業代はそれぞれ300万ウォン(約27万円)。2人は不当に得た残業代全額の返還とその約3倍の懲戒金を科され解雇された。

ここまで「奇想天外な技」でなくとも、公務員による残業代や手当の不当取得は韓国で頻発している。済州では昨年、本来の勤務場所とは異なる場所に指紋認識機を持ち出し残業時間を延ばしていた公務員12人が解雇された。また、仁川警察庁の交通パトロール隊では、警察官ら28人が事務所勤務の時間帯にも外勤手当を得ていたことが分かった。このほか、退勤の指紋認証のために役所に戻る“中抜け”も広く横行している。

自治体は指紋認証機を静脈認証の可能なより精緻なシステムに交換を進めているほか、監視カメラを活用し職員らの勤務状況把握に努めているが、記事は「根本的な解決には公務員自身の認識の転換が最も重要」と指摘した。

韓国のネットユーザーからは、公務員に対する批判の声が数多く寄せられている。

「税金をどうにかせびり取ろうという行為が日常化しているなんて、公務員は泥棒と変わらない」
「みんなが知ってる話をいまさら…。もう公務員の残業手当自体をなくしてしまえ」
「こんなこと、もう公然の秘密では?」

「だからみんな公務員を目指すんだ」
「正直に生きてくれ」
「腐敗、無能、無責任、良民からの収奪、泥棒集団…それが公務員」

「周りの職員が知っていながら黙認してることこそ罪だ」
「民間企業なら1人でやれることを、公務員は5人くらいで分けてやっている。半分クビにしてもまったく問題ない」
「僕の知ってる警察官も、残業代をもらうために酒を飲んでも指紋チェックをしに行くよ」(翻訳・編集/吉金)