<沖ノ鳥問題>来月日本と協議か  国会では野党が攻勢/台湾

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(台北 16日 中央社)沖ノ鳥(日本名:沖ノ鳥島)近海の漁業権をめぐる問題について、外交部の李澄然・常務次長は16日、立法院(国会)内政委員会で、7月下旬頃に日本側と協議を行う見通しだと明らかにした。

この日は、野党・親民党の陳怡潔・立法委員(国会議員)が、沖ノ鳥近海に派遣している巡視船を引き揚げると、蔡英文政権が日本側に伝えたとする日本の一部報道に言及。同海域での台湾漁船保護を最重要任務としていないのかと、政府の姿勢に疑問を呈した。

これに対し、海岸巡防署(海巡署、海上保安庁に相当)の李仲威署長は、日本側の報道は正確ではないと指摘。報道があった5月23日も巡視船は同海域で台湾漁船の保護にあたっており、その後も任務を続けていると語った。

また、最大野党・国民党の林徳福・立法委員は、沖ノ鳥は明らかに「岩」であると強調。政府は漁民の権利を必ず守らなければならないと述べ、強い姿勢を取るよう外交部と海巡署に求めた。

馬英九前政権は沖ノ鳥は「岩」で、日本側に排他的経済水域(EEZ)を設定することはできないと主張していたが、先月20日発足の蔡政権は「法律上の特定の立場をとらない」として方針を転換。7月末までに台日双方の窓口機関による対話メカニズムの構築と1回目の会合開催を目指すとしていた。

(劉建邦/編集:杉野浩司)