TMS施行場面

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うつ病の治療は一般的に抗うつ剤や抗不安薬などの薬が中心だが、薬だけでは難しいケースも多い。そのような難治性のうつに対する治療の選択肢として、磁場を使って脳に直接刺激を与えるTMS(経頭蓋磁気刺激)も注目されている。TMS専門の「お茶の水うつ病クリニック」が2016年5月10日に東京・御茶ノ水に開院した。

うつ病の症状は、やる気や思考力の低下、不眠、疲労感、肩こりなど心身の不調として表れる。その原因のひとつに、脳の中の思考や言語機能をつかさどる大脳皮質と、情動や意欲の調節をする辺縁系の働きが乱れることがある。TMSは、8の字型のコイルに電流を流し、磁場の力で脳機能の乱れを調整、活性化させる。欧米ではすでに知られている治療法で、これまでの抗うつ薬や電気けいれん療法とは違い、ほとんど副作用がないのも特長だという。詳しくは、クリニックのウェブサイトで。http://www.ouclinic.jp/

2015年12月に厚生労働省が発表した患者調査の概況によると、うつ病などの「気分(感情)障害」の患者数は過去最多の111万人(推定)。

(Aging Style)