坂本龍一

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「パーク・ライフ」で第127回芥川賞を受賞した吉田修一の同名原作を、『フラガール』の李相日監督が映画化した『悪人』は、興収20億円の大ヒットを記録し、日本アカデミー賞をはじめ各賞を総なめした。そんな『悪人』の原作・監督コンビが新たにタッグを組んだ話題作『怒り』の劇中音楽を坂本龍一が担当することが発表され、同時に第2弾ポスタービジュアルと第2弾予告・特報映像が公式サイト(http://www.ikari-movie.com/)で解禁となった。

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本作は、SNSやモバイルの発達により、家族や友人、時には愛する人でさえ簡単に疑ってしまう不信の時代に“信じる”とは? という根源的な問いかけを1つの殺人事件をきっかけに投げかける群像ミステリー。主演の渡辺謙をはじめ、森山未來、松山ケンイチ、綾野剛、広瀬すず、宮崎あおい、妻夫木聡といった人気・実力を兼ね備えた豪華出演陣が顔を揃える。

そうした中、今回発表されたのが、アレハンドロ・G・イニャリトゥ監督作『レヴェナント:蘇えりし者』の音楽を担当したことも記憶に新しい坂本龍一の参戦。坂本は李監督の熱烈なオファーに対し、原作や李監督による脚本をすぐさま読み、快諾。李監督と度重なるディスカッションを重ね、音楽制作に着手した。

収録が行われたのは、今年3月6日(現地時間)に米ワシントン州ケンモア市にて。ここは、坂本が『レヴェナント:蘇えりし者』でも収録を行ったバスティア大学内にあるチャペル。メジャーな録音スタジオの録音ステージと同じ質を提供することで知られている。

この素晴らしい環境の中で、坂本とノースウェスト交響楽団のメンバーが収録に臨んだ。ノースウェスト交響楽団は、シアトルを中心に活動し、坂本氏とは『レヴェナント:蘇えりし者』でもタッグを組んでいる。

今回の音楽制作について坂本は「李相日さんと初めて仕事をした。事前の噂では大変に難しい人だという。実際に仕事をしてみると、なるほどしつこく、粘り強くこちらに様々な要求をしてくる。しかしそれは『もっとよい方法があるのではないか』『もっとよくなるのではないか』という李さんの作品へのこだわりからくるものであり、モノを作る人間ならば当然の欲求であって、逆にそれがないのがおかしいと言わざるを得ない。『怒り』は日本映画としては珍しくエンターテインメントに流されず、骨太でパワフルな映画になったと思います」とのコメントを寄せている。

『怒り』は9月17日より全国東宝系にて公開となる。

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