リンゴ印の電気が待ち遠しい!?

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Appleが電力供給事業へ参入します。自社が発電する電力の余剰分を販売する子会社「Apple Enegy」を設立したのです。しかし、いま電力会社をつくる目的は何なのでしょうか。

■ Apple Energyを設立

米Appleは新たに「Apple Energy」とよばれる会社を創立しました。この100%出資子会社は、自社の太陽光パネルや水素燃料電池、水力発電、バイオガス施設などで発生する余剰電力を売るためのものとされています。同社は、今月6日にアメリカでの販売許可を得るため、FERC(連邦エネルギー規制委員会)に申請書類を提出しました。この申請許可には60日程度かかるそうなので、本格的な始動は早くとも8月になるでしょう。

■ クリーンエネルギーへの取り組み

Appleは、かねてから再生可能エネルギーの導入に力を入れており、世界中で521メガワットの太陽光発電を行うと発表しています。広大なソーラーファーム(太陽光発電用の敷地)を保有している上、2017年に移転予定の新本社「キャンパス2」の屋上にも太陽光パネルを設置しました。さらに水力発電やバイオガス投資、地熱発電などに巨額の投資をしており、2016年の環境責任報告書によれば、全世界のオフィスやデータセンター、アップルストアで必要とする電力の93%を再生可能エネルギーだけでまかなっているそう。今後、この数字を100%にすることを目標にしています。

■ Appleカーへの布石か

テスラのイーロン・マスクも言うように、Appleが電気自動車--「Apple Car」の開発を進めていることは公然の秘密ですが、今回の電力事業への参入もそのAppleカーと関係があるかもしれません。たとえば電気自動車には定期的な充電が必要です。今後、世界中に充電ステーションを設置していく、ということは考えられます。リンゴ印の「電気」がアップルストアで買える日はいつ来るのでしょうか。

(著:nanapiユーザー・masoppu 編集:nanapi編集部)