会期中は常設展示スペースにある1/30スケールの「芥川龍之介 田端の家復元模型」の解説映像を見られる

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4月22日から10月2日(日)まで、「田端駅開業120周年記念 鉄道からはじまる田端の街ものがたり」が田端の「田端文士村記念館」にて開催。鉄道の撮影スポットとしても人気の高い田端駅と街の歴史を、写真や古地図で振り返る。

【写真を見る】田端駅の開業から文士芸術家村が収束を迎えるまでの歴史を、年表や写真で紹介

■ 写真や古地図、絵画などを展示

4月1日で田端駅が開業120周年を迎えたことに合わせ、同駅で開催中の「田端駅開業120周年記念イベント」の一環として催される企画展。「文士芸術家村」を形成していた田端は、「羅生門」で知られる小説家「芥川龍之介」や、日本近代陶芸界の巨匠「板谷波山(いたや はざん)」が住まいを構えるなど、文士や芸術家が集う街としての歴史を持つ。同企画展では、田端にゆかりのある文士や芸術家たちの作品などを所蔵する「田端文士村記念館」ならではの視点で田端を紹介する。

企画展は6つのテーマで構成されており、順を追って田端の街や駅の歴史を知ることができる。展示には、明治39年頃に撮影された田端駅の貴重な写真や、周辺の移り変わりを読み解く古地図が並ぶ。そのほか、精密な描写で東京の街を描く鉛筆画家「安住孝史」が描いた田端の風景画や、文士や芸術家たちの作品の中に登場する田端に関するエピソードなどが見られる。

「明治29年4月1日に開業した田端駅は、農村地帯であった田端の街の発展に、大きな影響を与えました。街を支えた鉄道の歴史と、大正から昭和へと移り行く風景の物語を、文士や芸術家の目を通してご紹介いたします。田端駅の開業にはじまり、空襲により壊滅的な被害を受けた昭和20年4月13日まで、文化の薫り豊かな『田端文士芸術家村』の変遷をお楽しみください」(田端文士村記念館 担当研究員)。

また、文士芸術家たちが通った田端のお店を紹介する「田端の名店の歴史」など、ユニークな展示パネルも設置される。

文士や芸術家たちが暮らした田端の歴史を紹介する企画展で、街の新たな魅力を発見してみよう。【東京ウォーカー】