経済成長にともない、中国のエネルギー消費も急増している。原油輸入量で中国は世界2位であり、原油をはじめとする多くのエネルギー資源を輸入に頼っている。エネルギーを安定的に調達することは一国にとって非常に重要なことであり、それは日本も中国も同様だ。(イメージ写真提供:123RF)

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 経済成長にともない、中国のエネルギー消費も急増している。原油輸入量で中国は世界2位であり、原油をはじめとする多くのエネルギー資源を輸入に頼っている。エネルギーを安定的に調達することは一国にとって非常に重要なことであり、それは日本も中国も同様だ。

 原油はこれまでの歴史上、各国がさまざまな駆け引きを繰り広げてきたエネルギー資源だが、中国メディアの第一金融網はこのほど、サウジアラビアが中国を切り捨てて日本に接近すると同時に、経済制裁が解除となったイランは日本を切り捨てて中国に接近していると伝えた。

 記事は、中国は大量の原油を中東から輸入していることを指摘し、中国にとってサウジアラビアは最大の原油供給国であることを指摘。原油価格が急落した際、中国は大量に原油を購入したことを指摘する一方、「サウジアラビアにとって歓迎すべきことであるはずの輸入量拡大の申し出はなぜか拒絶された」と主張し、サウジアラビアの石油会社は中国市場を失うことになったと論じた。

 一方、サウジアラビアは中国の申し出を拒絶すると同時に、「中国より安い価格で日本に原油を販売した」と主張し、中国を切り捨て、販売の重点を日本に切り替えたと論じた。だが、サウジアラビアの動きはイランを喜ばせたと伝え、これまで経済制裁に苦しんでいたイランは急速に中国へと接近したと指摘した。

 さらに、世界最大の油田の1つであるイランのアーザーデガーン油田はもともと日本が権益を握っていたとしながらも、イランは非常に良い条件で中国に権益を渡したと指摘。そのうえ、イラン政府はすでに日本への天然ガス輸出を停止したと伝え、「イランは輸出停止の理由を説明していないが、日本に対する信頼が失われていることが見て取れる」と主張。イランが日本を切り捨て、中国に接近していることは「非常に賢い選択だ」と主張している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)