13日、韓国で女性の登山客が山道で男に襲われ殺害される事件が2件続いて発生したことを受け、韓国警察が登山道や自然の散策路における特別防犯活動を開始した。写真はソウル・北漢山。

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2016年6月13日、韓国・ニューシスなどによると、韓国で女性の登山客が山道で男に襲われ殺害される事件が2件続いて発生したことを受け、韓国警察が登山道や自然の散策路における特別防犯活動を開始した。

韓国では、先月末にソウル市内の水落(スラク)山で、また今月8日にはソウル近郊の議政府市賜牌(サペ)山で、それぞれ60代と50代の女性の他殺体が見つかった。水落山殺人事件の容疑者とされる61歳の男が金を奪う目的で山に入り、1人で歩いていた女性を殺害したと供述した一方、賜牌山で女性を殺害したとして自首した男(45)も金目当てで1人で登山中の女性を襲ったことが明らかになった。いずれの山も住宅地から程近く週末の気軽なハイキングコースとして知られているだけに、韓国では市民に不安が広がっている。

これを受け警察は、事件が起こった二つの山の登山道のほか、ソウル市内の北漢山の散策路など計29カ所を特別防犯活動の対象地域に指定した。具体的には、防犯カメラの整備・増設や巡回パトロール、女性登山客へのホイッスルの配布、案内板の整備などを行う。しかし、韓国のネットユーザーからはこの対策の効果に疑問の声が寄せられている。

「防犯活動の効果で犯罪がなくなるのは一時だけ。犯罪に対する処罰を強化しないと意味がない」
「犯罪だけでなく、登山の秩序を乱す行為も取り締まって。たばこを吸いながら歩くとか、大勢で酒を飲んで騒ぐ、どこにでもごみを捨てる…きちんと取り締まって楽しく山を歩ける環境をつくってほしい」

「山の防犯カメラ増設は必須」
「あれだけの広い山々でどうやって防犯活動するんだ?できもしないことを…」
「ちょっとやり過ぎ。自然公園に防犯カメラって…もう山じゃなくて遊園地だろう」

「警察は山にも島にも行かなきゃいけなくなるのか。そうしたらうちの町内は誰が守ってくれるのかな?難しい問題だ」
「そんな短期的で限定的な対策じゃなくて…」
「凶悪犯が登山しなくなるね。それより、凶悪犯は登山道にだけいるわけじゃないでしょ!」(翻訳・編集/吉金)