エッ…私ってパワハラ上司!? 「部下を怒るとき」心得るべき3か条

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就職して何年か経つと、誰もが先輩という立場になります。中には昇進して上司になり、部下に指示を出す立場人もいるかも。

それは素晴らしいことですが、後輩や部下を持つようになると気をつけたいのが先輩としての“指導の仕方”。自分は良かれと思っていたつもりが、いつの間にか“パワハラだ”と思われているかも……!

そこで今回は、日本アンガーマネジメント協会が社会人1,289人を対象に実施した“怒りの感情が業務に及ぼす影響”についてのアンケート調査の結果をご紹介しましょう!

■「上司の怒り方はパワハラ」と思う部下は5割以上!

まず、上司に怒られたことのある部下に「上司が自分に怒ったことはパワハラに該当すると思うか?」と尋ねると、「そう思う」と答えた人が圧倒的で53.8%。以下、「そうは思わない」(26.8%)、「わからない」(19.4%)という結果となりました。

部下が「そう思う」と回答した人に“パワハラ”と感じた理由について、聞くと、

「口汚く罵った」が最も多く、なんと76.9%! 次に、「あなたの人格まで否定した」(72.3%)、「怒鳴るなど感情的になった」(60.2%)という答えがありました。

しかし、怒った上司側に「部下を怒ったのはパワハラに該当すると思うか」と尋ねると、「そう思う」と答えたのはたったの16.7%という結果となりました。

この結果を見ると、ひと口に“パワハラ”といっても、上司(先輩)と部下(後輩)の意識がかなり食い違っていることがわかります。

■怒られたあとは「モチベーションが下がる」

では、目上の人に“怒られた”という経験は、部下の心理にどう影響を及ぼすのでしょうか?

「上司に怒られたあと、業務状況は変わったか」と尋ねると、

1位・・・「仕事のモチベーションが低下した」(40.6%)

2位・・・「相手を避けるようになった」(25.7%)

3位・・・「精神的に不安定になった」(23.2%)

4と、仕事や人間関係、部下の精神的状況にとっては全くいいことナシ!

「私は怒られて仕事を覚えていったものだけど……」という人もいるかもしれませんが、少なくとも今は上司や先輩にドカンと怒られることで、かえってやる気をなくしてしまうという傾向が強くなっているようです。

しかし、怒られた理由が正当でも、萎縮するあまり、すべて“パワハラ”で片付けてしまう傾向もあるのかもしれません。

■部下とのコミュニケーションで“心得るべきこと”3つ

さて、働く女性たちの地位向上が著しい近年、勤続年数が増えて“上司”という地位に就く女性たちも多いことと思います。その場合、部下が失敗したら当然注意をしなければならない難しい立場に置かれるわけでもあります。

上記の調査結果と、海外のビジネスサイト『Inc.』の記事を参考に、部下との効果的なコミュニケーション方法をご紹介します。

(1)感情的にならない

カッとすると、相手をひどい言葉で罵りたくなったり、声を荒げてしまうこともありますが、仕事上プロフェッショナルな態度とはいえません。上司として、部下とうまくコミュニケーションをとる能力は必須。

まずは深呼吸して、言いたいことをリストアップするなど、事実だけを冷静に、しっかり相手に伝えるようにしましょう。

(2)普段からオフィスの雰囲気をよくする

オフィスがピリピリした雰囲気では、お互いコミュニケーションがとりにくいですよね。部下が上司であるあなたに安心して何でも相談できるような気安い雰囲気を作っておくことも大事。しかし、あくまで上司と部下の関係ということを忘れず、きちんと線引きはしておきましょう。

(3)相手の話を聞く

結果だけ見て部下を頭ごなしに怒り、あとで誤解だとわかった……なんてことになったらまさしく“パワハラ”です。公正な判断を下すために、まずは相手の話をきちんと聞いて、事実確認をしてから判断を下しましょう。

以上、“怒りの感情が業務に及ぼす影響”についてご紹介しましたが、いかがでしょうか?

上司と部下とのコミュニケーションは難しいものですが、昇進したらそれもあなたの仕事のうち。部下と友人になる必要はありません。なるべく私情は抜きにして、上司としてプロフェッショナルな態度で臨みたいものです。