言葉なんていらないのよ

写真拡大

若いころはラブラブな夫婦でも、一緒に年を重ねていくうちに「愛」の形は変わっていく――。ジーユーエヌが、全国の20〜60代の既婚男女500人に、夫婦の実態調査をしたところ、年代別の"夫婦愛"の実態が明らかになりました。

調査結果では、20〜30代の90.5%が「配偶者を愛している」一方で、40〜60代では77.0%にとどまり、同様に20〜30代の71.0%が「配偶者に甘えたい」一方で、40〜60代は50.3%にとどまっています。

それって年をとると、愛がなくなっちゃうってこと? 新婚さんにとってはちょっとショックですね。でも、心配しないで。必ずしもそういうワケではないようです。

「愛し愛され甘えたい」から「個人の時間を尊重」へ

「2人で過ごす時間を大切にしているか」という質問には、「そう思う」「ややそう思う」は全体で68.6%でした。「若者世代」で77.5%、「中年世代」で 62.7%と、若い夫婦の方がより2人で過ごす時間を大切にしているようです。

2人きりでイチャイチャ甘え合う、よくある新婚さんの図ですね。

一方で、「配偶者の趣味などを尊重し、個人の時 間を大切にしているか」と聞いてみると、「そう思う」「ややそう思う」は全体で81.4%、若い夫婦では77.0%、中年世代では84.4%となっています。

つまり、若い夫婦は2人で一緒に過ごす時間を大切に、歳を重ねた夫婦では、相手を気遣いながら程良い距離で接しているということ。年代が上がることで配偶者との「時間のあり方」が変わってくるんですね。

「会話」、「性格」、「波長」についても、年代が上がるにつれ"合う"と感じにくくなってくることも分かりました。だんだんと2人でノリノリで盛り上がることも少なくなるんですね。ちょっと寂しい気もします。

でも、歳を重ねても夫婦間で変わらないものもあります。それは「価値観」。若者世代で66.5%、中年世代で63.7%が「配偶者と価値観が合う」答えていて、世代差がほとんどないのです。

年上夫婦は、長年の経験からお互いの価値観が変わっていないのを知っていて、信頼し合っているからこそ、ずっとくっついていなくても平気なのかもしれません。少し距離を置き、別々の時間を作れるのはお互いを尊重しているから。それも1つの愛の形ですよね。それこそが長く続く夫婦円満の秘訣なのかも知れません。

会話が少なくても、「おい、アレくれ」「はいはい」と以心伝心できちゃうのも愛があるからこそ、なのかも! 

とはいえ、たまには結婚当初のラブラブモードを思い出すのもいいかもしれません。若い夫婦と年上夫婦、お互いから学ぶところは多そうです。

調査期間は2016年3月18日〜21日、方法はインターネットで。