経済的に豊かになった中国では、子どもを連れて海外旅行に行くゆとりのある家庭も増えてきた。なかでも日本は家族連れに人気の旅行先だという。中国メディアの今日頭条はこのほど、「子連れで日本旅行に行くべき理由」を論じる記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 経済的に豊かになった中国では、子どもを連れて海外旅行に行くゆとりのある家庭も増えてきた。なかでも日本は家族連れに人気の旅行先だという。中国メディアの今日頭条はこのほど、「子連れで日本旅行に行くべき理由」を論じる記事を掲載した。

 中国人が自分の子どもと一緒に日本を訪れるべき理由の1つ目について、記事は「青空」を挙げた。中国の大気汚染問題が深刻であるのは言うまでもないが、日本には「青空と白い雲」があり、新鮮な空気を目一杯吸うことができる日本は子どもにも年配者にも適している環境だと論じた。

 さらに2つ目は「テーマパークが多いこと」だ。東京ディズニーランドのみならず、サンリオピューロランド、富士急ハイランド、浅草花やしき、東京ドームシティアトラクションズなど、日本には子どもたちが大喜びする遊園地が多いと紹介した。3つ目は、「教育の進んだ国」であること、4つ目に「北海道の花畑、沖縄の海、軽井沢の避暑地」といった自然豊かな観光地を挙げた。

 5つ目は「子ども用品」だ。おむつ、哺乳瓶といった赤ちゃん用品や子ども用のカバン、衣類は質も評判も良く、最高だと評価した。6つ目は「日本の小学校と幼稚園」だ。特色を持った幼稚園が多いため、「知識を増やし、子どもの好奇心を刺激するのは良い選択」と、旅行期間に子どもを連れて見学するよう勧めた。7つ目は「距離の近さ」だ。飛行機で5時間以内に日本に到着でき、時差もわずか1時間であるため子どもに負担にならないからだ。

 8つ目は「文化が似ている」こと。お年寄りも同行した場合、西洋と比べれば日本人の口に合うように改良された洋食は比較的受け入れやすく、伝統的建築物も受けが良いのだという。最後は、博物館や美術館という「意義ある教育」があることだ。建物そのものも芸術品で、中国の影響を受けたものもあり、館内にあるキッズゾーンではゲームを通じて芸術やアートが体験できる施設が多いと紹介した。

 子どもに良い思い出を持ってもらいたいというのは親の共通の願いだ。日本旅行が中国の子どもたちにとって良い思い出となると同時に、生活上においても良い刺激となることを願いたい。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)