14日、環球網は、「中国人を助けようとした日本人が溺死、日本の主要メディアは注目せず」と題する記事を掲載した。資料写真。

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2016年6月14日、環球網は、「中国人を助けようとした日本人が溺死、日本の主要メディアは注目せず」と題する記事を掲載した。

今月11日午後、千葉県市川市で40歳の中国籍の男性が誤って海に転落し、助けようと海に飛び込んだ密漁監視員の佐々木淳さん(34)が溺死した。中国籍の男性らは海岸で貝を捕獲していたが、警察によると、現場は貝を採ることが禁止されている場所で、警告の看板も設置されていたという。

記事は、「多くのネットユーザーが恥ずかしいと感じたこと」として、助かった中国籍の男性が密漁をしており、亡くなった日本人男性がそれを監視する係員だったことを挙げた。そのため、中国のメディアやネット上ではこの日本人男性に大きな注目が集まり、「残された遺族の方は助けが必要なのではないか」と気遣う声まで上がった。

一方で、記事は「日本の主要メディアは事故の第1報を報じた後は、この心優しい日本人に関する続報を現在に至るまで流していない」と指摘。「日本では最近、注目されるニュースが多いことも関係しているかもしれないが、近年、日中関係に緊張が続いている中にあっては報じる価値があるのではないか」と主張している。

さらに、「日中両国は互いに譲れない問題や多くの対立を抱えているが、今回の事件で多くのネットユーザーが佐々木さんのために、死を悼む意味を表すろうそくの絵文字を投稿した。わだかまりを解くのは、恨みなどではなく、善意や愛である。この道理も、日本の主要メディアにとっては報じる価値のないものなのだろうか」と論じている。(翻訳・編集/北田)