異国の地で人付き合いを行うのはかなりの苦労を伴う。言葉の壁を乗り越えると同時に、習慣やタブーを理解しなければならないからだ。中国メディア・青網は11日、往々にして見過ごされがちな、日本で人付き合いをするうえで注意すべきマナーについて紹介する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 異国の地で人付き合いを行うのはかなりの苦労を伴う。言葉の壁を乗り越えると同時に、習慣やタブーを理解しなければならないからだ。中国メディア・青網は11日、往々にして見過ごされがちな、日本で人付き合いをするうえで注意すべきマナーについて紹介する記事を掲載した。

 記事はまず、人どうしであいさつする際はお辞儀が基本であると紹介。特に畳の部屋では正座をしたうえで両手を地面に着き頭を下げる必要があるとした。親しい者どうしであればその限りではないが、「社交」という点では確かにお辞儀は重要だ。また、他人の身体に接触することは失礼に当たるとし、「男女の恋仲ではない限り、手は握らない」とも説明している。

 さらに、公共の場で騒ぐこと、改まった場で身なりを整えること、名刺を交換する際に名刺を直接ポケットから出し入れすることはタブーであると紹介。相手を凝視したり、ポケットに手を突っ込んだり、相手を指さしたりすることも非常に失礼な行為であると解説した。ジェスチャーでは、「中国人は親指を立てて賞賛を示すが、日本人にとってそのような意味はない。小指を立てれば中国では『劣っている』という意味だが、日本では『カノジョ』を指す」と説明した。

 親指を立てての「賞賛」は、欧米文化が浸透している日本でも十分に通用するジェスチャーではないだろうか。ただし、中東やアフリカなどでは侮辱的な意味合いになるとのこと。世界各地でジェスチャーを使い分けるのは、なかなか難しい。慣れない場所では容易に使わないほうがいいかもしれない。

 記事はこのほか、「切手を逆さに貼ると絶交を意味する」、「プレゼントの包装は花柄が無難」、「日本人の家を訪れる時はアポイントが必要。勧められるまで中に入ったり座ったりしてはならず、キッチンや寝室を除いたり、部屋のものをいじったりしてはいけない」といった点も挙げて解説している。中国では、わざわざ突然の訪問に対応できない人物は懐が小さいと見なされる傾向があるほか、遊びに行った家であまりにも畏まっていれば他人行儀と思われががちだ。このあたりに大きなギャップがあるゆえ、中国の人が日本で他人の家を訪れる時には特に注意が必要なのである。

 一方、われわれ日本人としてもついつい自分の物差しで相手の態度を見てしまいがちだ。習慣的な差異があることを十分に認識したうえで、寛容な姿勢を見せることも大切である。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)