中国メディアの今日頭条は8日、中国人が爆買いを楽しんでいる今、その反対に日本人はモノのない生活を楽しんでいると説明する記事を掲載した。記事は「断捨離」という「不必要なモノを断ち、モノに対する執着から逃れる」という日本の生活スタイルを紹介している。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国メディアの今日頭条は8日、中国人が爆買いを楽しんでいる今、その反対に日本人はモノのない生活を楽しんでいると説明する記事を掲載した。記事は「断捨離」という「不必要なモノを断ち、モノに対する執着から逃れる」という日本の生活スタイルを紹介している。

 記事は「2011年3月11日の大地震は、幸福と所有物とは一切関係がないこと、また所有物が少なくなるとかえって今持っているモノを大切にするゆえに幸福を感じやすくなることを、多くの日本人に気づかせた」と主張した。

 さらに、モノのない生活スタイルを楽しんでいるという、ある日本人の考え方や経験を紹介。記事によればこの日本人は「かつては多くの人と同じようにモノを買い集め、モノによって自分自身の価値を表現し、またモノが自分を幸せにすると思っていた」と説明。しかし「いつも人と比較してばかりで不幸だった」、「買い物はつかの間の幸福しかもたらさない」、そしてこうした生活は「悲惨だった」と述べていると紹介した。

 しかしモノを捨て、モノのない生活を始めてからは「毎日幸福を感じるようになった」と述べていることを紹介、いま同じ理由で不幸を感じている人にもモノを捨てるよう提案していると伝えた。

 こうしたモノのない生活に対して、ある中国人ネットユーザーは「人は生活の奴隷になるのでなく、生活の主人になるべきだ」とコメント。モノのない生活スタイルを称賛した。また別の中国人ネットユーザーは「多くの中国人はいまモノのない生活からモノに溢れた生活に向かう途上にあるが、モノに溢れた生活を経験して初めて、モノのない生活の自由を知ることができる。モノに溢れた生活を経験したことのない人は、モノのない生活スタイルを決して望まない」とコメントした。

 2人の中国ネットユーザーは「不必要なモノから開放された生活スタイル」や考え方が良いものだということを認めている。しかし2人目の中国ネットユーザーが指摘しているように、人は往々にして自分が経験して初めて、物事の善し悪しを知ることができるものだ。東日本大震災を経験した日本国民もそうであり、また記事が紹介した日本人も経験から学んだということだ。それでも他人の経験から学ぶことができるなら、人生の限られた時間をさらに有効に活用することができる。こうした記事は多くの中国人が爆買いし、モノを追い求めている現在の中国にあって、立ち止まって一考すべき内容が含まれているといえるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)