<全米オープン 事前情報◇14日◇オークモント・カントリークラブ(7,257ヤード・パー70)>
 ペンシルベニア州にあるオークモントCCで開催される、海外男子メジャー「全米オープン」。4年連続4回目の出場となる松山英樹は、この日の練習ラウンドは行わず練習場で調整にとどめ開幕2日前を静かに過ごした。
月曜日は練習ラウンドを行った松山英樹
 14時過ぎにドライビングレンジに姿を見せた松山は昼の強い日差しの中、ショット、パット、アプローチと入念に打ち込んだ。前戦の「ザ・メモリアル・トーナメント」では予選落ちに終わったが、「悪くないし楽しみ。(オフは)良い練習ができたし、勝つための準備をするだけ」と言葉には復調気配をにじませた。
 それでも、好調をもってしても一筋縄ではいかない舞台が、全米オープンで最もタフなコースとされるオークモントCC。戦前からオーバーパー決着が予想される中、松山も「難しい。全部ですね」。
 コース最大の特徴である硬く速くアンジュレーションのあるグリーンは、落としどころを間違えばグリーン上にもボールは残らない。コース全体を見れば木が少なく広く感じられるが、3番ホールと4番ホールの間にある長さ100ヤード幅40ヤードのチャーチピューズ“教会の椅子”に代表されるバンカー群や、深いラフはそのまま強烈なプレッシャーとなる。
 だから、考えすぎることはやめた。難コースでの戦いに挑む松山の心構えは「行ったとこ勝負」。事前でのコースチェックは入念にするものの、難セッティングでの戦いは様々なライが想定される上に、ピンポジションもティグラウンドも日々違う。「誰が回っても難しいと思う。やってみないとわからない」とまずは置かれた状況に全力を尽くす。
 メジャータイトルへの強い思いも今はまだ意識にはない。ダスティン・ジョンソン、セルヒオ・ガルシアという注目ペアリングも、米ツアー3シーズン目をトップランカーとして戦う松山にとってもはや特別感はない。「普通の1試合と思ってやれれば良い」。優勝候補の一角は最後まで冷静に開幕を見すえた。
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