世界初の高速鉄道として、日本で新幹線が開業したのは1964年のことだ。中国で同国初の高速鉄道が開業したのは日本より圧倒的に遅かったが、日本やドイツなどからの技術導入を通じて、今や新幹線と世界で受注競争を展開できるほどまで技術力を高めてきている。(イメージ写真提供:(C)Guo Zhonghua/123RF.COM)

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 世界初の高速鉄道として、日本で新幹線が開業したのは1964年のことだ。中国で同国初の高速鉄道が開業したのは日本より圧倒的に遅かったが、日本やドイツなどからの技術導入を通じて、今や新幹線と世界で受注競争を展開できるほどまで技術力を高めてきている。

 中国メディアの毎日経済新聞はこのほど、中国高速鉄道を称賛する中国の専門家の見解として、中国高速鉄道にはもはや「技術的な盲点は存在しない」と主張する記事を掲載した。

 6月1日から7日にかけて、北京市で「十二五科技創新成就展」が開催された。その席で、北京交通大学の教授は周近平国家主席に対し、中国高速鉄道が成し遂げたことを「4つの言葉」で報告したという。

 記事は1つ目の言葉は「基幹技術の掌握に死角なし」、2つ目は「国際競争に勝算あり」、3つ目は「国家戦略を支える自信あり」、4つ目は「更なるイノベーションに確信あり」というものだったと紹介。北京交通大学の教授の言葉からは、中国が高速鉄道の技術と、日本をはじめとする各国の高速鉄道との受注競争においても「勝てる」という自信を深めていることが見て取れる。

 この言葉に対し、記事は、「周近平国家主席は嬉しそうに大学教授を褒めた」と紹介、また会場も熱気に包まれたと伝えている。北京交通大学の教授の3つ目の言葉にある「国家戦略」とは、高速鉄道輸出戦略および一帯一路構想を指す。専門家の自信に満ちた言葉を聞いた周近平国家主席が嬉しそうに褒めたというのは、それだけ中国高速鉄道が中国の国益と密接に関係しているということを物語っている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)Guo Zhonghua/123RF.COM)