意外と知らない流産のこと

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子供を授かるというのはとても幸せで幸運なことです。しかし、せっかく子供を授かったのに流産してしまうこともあります。初めての妊娠では、特に流産しないかどうか不安を抱えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。そこで、流産の種類やその予防法を教えます。

■ 流産とは

流産とは、妊娠してから22週間以内に胎児が流れてしまったり育たなくなったりして、妊娠が終わってしまうことです。ちなみに、妊娠してから12週間までは早期流産と呼ばれ、それ以降は後期流産と呼ばれています。

■ 流産の種類と予防ポイント

◎ 1:切迫流産

切迫流産は流産が起きそうにあるという状態を表しています。主な原因はストレスが多いです。不正出血や腹部の痛みなどが表れることが多いので、その兆候を見逃さないようにしましょう。処置が早ければ、切迫流産を回避することができます。切迫流産と診断されたときには、絶対に安静にしましょう。仕事も無理をせず、身を休めることを第一に考えてください。働き過ぎはストレスや疲れのもととなり、切迫流産の原因となります。また、職場では夏場冷房がききすぎていることがあります。お腹を冷やさないように、膝掛けなどを夏場でも常備しましょう。体の冷えも切迫流産の原因の1つです。妊娠初期の不正出血は、切迫流産の可能性を疑うようにしましょう。決して「このくらいなら大丈夫」と自分で判断しないでください。まずはお医者様の意見を仰ぐようにしましょう。

◎ 2:感染による流産

感染による流産は、菌に感染して、血中を流れて菌が胎児に到達することによって胎児が死亡し、起こる流産です。風疹、B型肝炎などが流産を引き起こす代表的な菌となっています。また、クラミジアや梅毒などの性感染症も流産を引き起こす原因になります。予防法としては、風疹などは妊娠する前に予防接種をするのが一番ですが、妊娠してしまってからはできません。なので、風疹が流行しているときは、不特定多数の人が乗る電車などはなるべく避ける、外に出かけたらしっかり手洗いうがいをして、感染を予防するなどの方法しかありません。妊娠中は免疫力がかなり落ちてしまいます。手洗いうがいを欠かさないようにして、普段以上に風邪の予防につとめるようにしてください。

◎ 3:稽留流産

流産というと胎児が外に流れ出てしまうイメージですが、稽留流産は胎児が妊娠中に子宮の中で亡くなってしまうという流産です。稽留流産はおもに、母体のせいではなく胎児の染色体異常が原因であることが多いですが、近年は、ストレスが原因で稽留流産になる妊婦さんが増えてきています。ストレスは子宮周辺の血の流れを悪くしてしまいます。血がうまく流れないと、不完全な卵子を作り出してしまい、胎児の染色体異常を招いてしまうのです。また、子宮に関する代謝が悪いと、きちんとした胎盤が形成されません。そのため、妊娠の状態をうまく維持できず、流産という最悪のケースに陥るのです。

代謝が悪くなる要因としては、ストレスや運動不足、冷えなどの原因が考えられます。きちんと妊娠できる身体をつくることが予防につながるのです。妊娠する前から、適度な運動をして体力をつけ、血行を良くすることが必要となります。この流産に関しては、流産の兆候があらわれず、気付かない間に胎児が死んでしまい、流産してしまいます。起こりやすいのは、妊娠6〜7週目です。稽留流産と診断されてしまうと、子宮内除去の手術を受けて、死んでしまった胎児や組織を取り除く手術を受けることとなります。切迫流産と同じように、ストレスが大敵です。精神的にゆったりとした生活を送るようにしましょう。また、普段から体力をつけて血行を良くし、代謝をアップすることが予防につながります。

■ おわりに

お腹に宿った大事な子供を無事に出産するためにも、不安なことがあれば周囲の人を頼るようにして、自己判断で大丈夫だと思いこまないようにしましょう。妊婦さんが健やかな生活を送ることが、健康で元気な赤ちゃんを産むことにもつながります。

(著:nanapiユーザー・月影 編集:nanapi編集部)