【行ってみたい!東京近郊のアートスポット】第3回:江戸東京博物館

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個性あふれる美術館・博物館、街中にあふれるパブリックアートなど、東京にはアートに身近に触れる機会がたくさん。それなのにまだ、アートって難しい、敷居が高いって思ってない? 美術館は展覧会に行くだけが魅力じゃなく、そこに行くだけで気分が上がるスポット。アートが分からなくても、とりあえず美術館に行ってみることからはじめてみてほしいという思いで、東京女子にオススメしたい美術館やアートスポットを紹介していくこの連載。

第3回は江戸東京博物館をご紹介。
◆江戸時代の町人文化が丸わかり


昔ながらの東京の雰囲気の残る両国。有名な両国国技館の近くに“未来の東京を考える博物館”として建てられたのが今回ご紹介する江戸東京博物館。「江戸ゾーン」と「東京ゾーン」からなる常設展示室では、江戸時代から現代にかけての「江戸・東京」の人々の暮らしについて学ぶことができる。常設展示室に入ると最初に目に入るのが「日本橋」。徳川家康が江戸幕府を開いた1603年に架けられたこの橋は、実際の大きさは長さ約51m(28間)、幅約8m(4間2尺)。ここでは、架け替えの記録や絵画などを元に、北側半分(14間)を復元しているので、実際に歩いて渡ってみて。

◆文明開化を肌で感じられる模型が豊富


先に進むと、明治時代初期の東京の様子を表したコーナーへと突入。当時の日本は“脱亜入欧”をキャッチコピーとして掲げ、欧米の文化を積極的に取り入れていたのがよくわかる。東京ゾーンの入口には「朝野新聞社」の実寸模型がお目見え。(明治政府を批判し、自由民権運動が高まったころには“民権派”の新聞として人気が高かったと言われている。)この建物は銀座煉瓦街の中心、現在の銀座4丁目交差点辺りにあったらしい。ほかにも今はもう見ることができない鹿鳴館や浅草の凌雲閣の模型も。

展示は戦後まで続いていくので、歴史好きにはたまらないはず。

◆昔の東京にタイムスリップしたような体験も!


注目は「江戸ゾーン」から「東京ゾーン」にかけて体験型展示が多数あること。実際に触れたり写真を撮ったりと、来館の思い出作りにもおすすめ。写真は浮世絵や時代劇にもたびたび登場する二八そば。屋台を担ぎつつ、江戸の夜の街を流したそば売りのことで、今で言うとファストフード店に近いそう。看板に「二八そば」とあるけど、1つはうどん粉とそば粉の割合を2対8で作ったたそばという説で、もう1つは2×8=16すなわち1杯16文のそばだからという説がある。

ほかにも、昭和20年代の住宅を再現したコーナーでは靴を脱いで上がり、昔ながらの日本の暮らしを体感することができたりと体験できる展示がたくさん。

◆和情緒があるカフェやレストランでひと休み


江戸東京博物館内には、カフェやレストランなど飲食店も豊富。和の雰囲気を取り入れた落ち着きのある喫茶店「緑茶処 両国茶ら良」では、小腹がすいたらうどんのセットを、ちょっと休憩したいならわらび餅やお団子のセットをいただきながらゆっくりするのがおすすめ。

◆オリジナルグッズも充実


ミュージアムショップでは、絵画、陶器、ガラス工芸品、文房具、玩具、絵はがき、手ぬぐいなどオリジナルグッズがいっぱい。おすすめは、子どもを災いから守るという版画の赤絵みみずくを人形にした赤絵みみずく人形。ていねいに手作りされたこちらは、デスクやお部屋のアクセントにもなりそう。

ほかにも江戸東京に関する本も多数用意。オリンピックまで変わり続けるだろう東京の今と昔を、江戸東京博物館で体感してみて。