14日、韓国メディアによると、2014年に韓国全羅南道・珍島沖で沈没した「セウォル号」の船体引き揚げで、重要な作業となる船首を持ち上げる作業が12日に始まったが、強風と高波のため中断されたことが分かった。写真はセウォル号沈没事故を報じる韓国のテレビ放送。

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2016年6月14日、韓国・YTNによると、2014年に韓国全羅南道・珍島沖で沈没した「セウォル号」の船体引き揚げで、重要な作業となる船首を持ち上げる作業が12日に始まったが、強風と高波のため中断されたことが分かった。

韓国・海洋水産部は、「船首を5メートルほど持ち上げてワイヤーを連結させる作業が順調に進んでいたが、予報に反して昨日午前2時ごろから強風が吹き、船首が1.5メートルの高さまで下がった」と明らかにした。その上で、「高波による振動で5本のワイヤーに1800トンの荷重がかかり、ワイヤーがのこぎりのように船体を削って、入り込んでしまったようだ」と説明した。

同部によると、16日ごろに作業が再開され、完了するのは25日ごろになるとみられている。その後は船尾部分を持ち上げる作業に入り、船体が海面に引き揚げられるのは、早くても7月末ごろになる見通し。海面に引き揚げられた後は、沈没地点から約100キロ離れた港に移される。

これについて、韓国のネットユーザーは以下のようなコメントを寄せた。

「少しずつでいいから人命被害が出ないようにしてほしい」
「8月になったら台風のせいでさらに延期されるだろう」
「もっと早く作業を始めていたら、より原型に近い状態で引き揚げられたのに。セウォル号は今、どんな姿をしているんだ?」

「国民はもうセウォル号事件を忘れた」
「引き揚げても“真実”は見つからない。税金の無駄遣い」
「国内企業が『無料で引き揚げる』と言っていた時は何もしなかったのに、なぜ今さら中国企業に国民の税金を払って引き揚げる?」
「政府に責任を押し付けようとするな。真実を引き揚げる代わりに国が沈没してしまう」
「セウォル号が沈没した原因はすでに明らかになった。何のための作業がさっぱり分からない」(翻訳・編集/堂本)