ED改善のためのトレーニングで、よく紹介されるのが「スクワット」をはじめとした下半身強化だ。
 まず、その理由から説明しよう。
 「中折れなどが起こる原因は、海綿体に血液が溜まりにくいからです。性的興奮を得た時、きっちりとペニスに血液が流れ込むことで硬い勃起力を維持できるのですが、EDの方の多くはその血液を“溜める力”が弱く、逆流してしまっているのです」
 こう説明するのは、元AV女優で、スポーツジムのインストラクター経験もある竹下ななさんだ。

 簡単に説明すれば、勃起力の維持とは海綿体に血液を溜めること。しかし、ある箇所が弱っていると、せっかく溜まった血液が漏れてしまうという。
 そのある箇所が「骨盤低筋群」だ。
 「人間は加齢とともに、この骨盤低筋群も弱まってきます。お年寄りの方の尿失禁などもこれが原因です」

 ここを鍛えるには、やはりスクワットなど下半身トレーニングが必要となるのだ。
 だが、スクワットといっても方法はさまざま。バーベルを使った高負荷の筋トレもあれば、通称「空気椅子」と呼ばれる自宅で簡単にできる低負荷のものもある。
 「もちろん、最初は空気椅子から始めるのが一番。ただ、あれは動きもほとんどないので飽きるんですよね。そこで私がオススメするのは、ジャンピングスクワットです」

 その名の通り、ジャンプをするスクワットだ。
 「有酸素運動と低度の筋トレ効果もあり、女性のダイエット方法としても有名です。やり方は簡単。まず、垂直に飛び上がり、着地の時、スクワットの体勢になるんです。この時大事なのは、背中が丸まらないこと。そして、膝とつま先が同じ向きであることです」

 やってみると分かると思うが、これもかなりハード。
 1〜2回ならともかく、基本は10〜12回を1セットとするため、初心者は息切れを起こすはず。
 「だから決して無理はしないでください。関節や腱を痛める危険もあります。しかし、ジャンピングスクワットをしっかり行うようにすれば、筋力アップのみならず、運動神経そのものが向上します。特に瞬発力が高くなりますよ」

 中高年になると、瞬発力の低下も著しい。いざという場面でサッと動けないことも多いだろう。実はこれもセックスに重要なのだ。
 「アスリートでもない限り、日常生活に瞬発力なんて必要ないかもしれません。ただ、セックス時のピストン運動なんかは結構、瞬発力がモノをいうんです。勢いよくリズミカルに腰を振る動きがまさにソレですね」

 若い頃は逞しいピストンができたのも、瞬発力が強かったからなのだ。
 こうした理由からもジャンピングスクワットはセックス好きの男性にとって、一石二鳥のトレーニング。いや、一石三鳥だ。
 「ダイエット効果もありますからね。無駄な脂肪を取り、体重を軽くすれば、その分、ベッドでの動きも軽やかになります。オジサンなのにスムーズに動き、なおかつ熟練のテクニックもあるとなれば、若い女の子も虜にできますよ!」

 頑張ろうではないか!

竹下なな
精力料理研究家。元AV女優であり、現在はヨガインストラクターとして活躍。大の料理好きでもあり、精力アップのための食材を使った簡単料理を日々、研究している。近著に『セックスが危ない!』(三和出版)。