OA2枠内定のリオ五輪メンバー…霜田技術委員長、残る1枠に「鋭意交渉中」

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▽日本サッカー協会(JFA)は14日、今夏にブラジルで行われるリオ五輪に臨むU-23日本代表にオーバーエイジ枠として、ガンバ大阪に所属するDF藤春廣輝(27)、サンフレッチェ広島に所属するDF塩谷司(27)の2選手が内定したことを発表した。

▽その後、JFAハウスにて記者の囲み取材に応じた霜田正浩技術委員長は、選考理由や内定、発表の経緯について言及。また、残る1枠については、まだ交渉中であるとした上で、7月1日に予定されるリオ五輪の最終メンバー発表会見までに決めたいとの意向を示した。

「13時にリリースを出させていただいた。サンフレッチェ広島のDF塩谷司選手、ガンバ大阪のDF藤春廣輝、この2名がリオ五輪のオーバーエイジ選手として、JFAから内定を出し、(今後、)JOC(日本オリンピック委員会)から決定を下されることになる」

「この2名に関しては、クラブの了解の上、選手本人と会談をさせていただき、本人の強い意志を確認することができた。それを踏まえて、クラブからも了承していただいたので、今日の発表する形となった」

「最終の18名と4名のバックアップ選手は、7月1日の記者会見で発表したいと思う。その18名+4名を選ぶのに、FIFA(国際サッカー連盟)にラージリストとして35名を登録し、登録したメンバーに関して各クラブに選ばれた選手を記したレターを個別に送る」

――塩谷、藤春の選出理由は?

「手倉森(誠)監督とは、現有の戦力に誰を入れたらチーム力が上がるのか、どこのポジションに誰を呼んだら確実に戦力がアップするのか、という議論を重ねてきた。その上で、この2人の名前が出てきたので、それらを踏まえて、私が交渉したというのが経緯になる」

――U-23のメンバー足りないもの、求めるものとは?

「(A代表のヴァイッド・)ハリルホジッチ監督とも色々と話をしましたけれども、23歳以下で世界大会を戦うという意味で、『ヨーロッパで戦う経験』や『国際試合を戦う経験』、『U-20、U-17の世界大会を経験している』選手が少ない」

「一発勝負の短期の世界大会に関しては経験がものをいうだろうということで、『Jリーグでも経験を積んでいる』、『あるいは日本代表選手として海外の大会に参加したことがある』、『アウェイでのプレー経験がある』選手で、尚且つリオ五輪だけではなくて、ロシアに繋がる戦力であるということで、この2人には期待をしています」

――オーバーエイジの2選手に期待する部分は?

「藤春選手に関しては、日本でなかなか左サイドバックが豊富なわけでなく、丁度この年代の選手たちにケガ人が出たり、左サイドバックのスペシャリストが少なかったということもある。彼のスピードと突破力は十分に世界で通用すると思うし、左サイドバックを主な活躍の場として貢献してくれると期待している」

「塩谷選手はオーストラリアのアジアカップにも出場し、センターバック、サイドバック、ボランチもできる攻撃的な能力も兼ね備えている。色んなポジションでユーティリティさを発揮してくれるのではないかと思っている

――このタイミングで発表した意図は?

「Jリーグの1stステージも佳境に入っていて、その中でオーバーエイジの話題よりも、その1stステージでどこが勝つかが大事。あくまで、Jリーグの選手はオーバーエイジのためにプレーしているわけでなく、所属のクラブで、Jリーグで勝つことを目標にして戦っている」

「このようなタイミングで発表したのは、交渉がまとまったので、長く引っ張って本人が隠さなくてはいけないことがないように、Jリーグに集中してもらえるようにと。残りの1stステージ、2ndステージに向けてもう少しJリーグを盛り上げたいと思い、クラブとの合意を経て発表に至った」

――オーバーエイジの残る1枠について

「ルールとしては3人使うつもり。残り1枠残っているので、鋭意交渉中で、決まり次第、可及的速やかに発表したいと思う。(すでに守備陣に2枠を使っている。残る1枠は前の選手か?) そこはもう現場のリクエストに沿って動いていきたい。今ここでどういう選手が必要だとか私の口から言うことではない」