13日、米国の大学進学適性試験の一つである「ACT」の試験問題が流出したことにより、韓国や香港で予定されていた試験が中止となり、5500人が影響を受けた。資料写真。

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2016年6月13日、米国の大学進学適性試験の一つである「ACT」の試験問題が流出したことにより、韓国や香港で予定されていた試験が中止となり、5500人が影響を受けた。中国メディア・銭江晩報が伝えた。

ACTは中国で「米国の大学受験」と呼ばれるほど重視されている試験で、毎年数回にわたり実施されている。中国では米国留学を希望する人の多くが韓国や香港に赴いて試験を受けている。ところが11日、試験開始数時間前に突然「試験問題の流出が発覚した」として関係者や受験生に韓国と香港の56カ所のすべての試験会場での試験を中止するとの連絡が届いた。

ACT側は流出経路については言及せず、「試験中止は初めてのこと。(次の試験日である)9月まで試験中止による再試験は行わない予定」とし、受験料は返金すると述べた。

同様の問題は過去にも起きており、2015年5月にはSAT(大学進学適性試験)やGRE(米国に進学する際に必要な試験)の試験で、替え玉を雇った依頼者、試験に参加した替え玉、さらにはパスポートを偽造した容疑で中国人15人が米当局に起訴され、16年1月にはSATの問題漏えいにより中国本土とマカオで予定されていた試験が中止となっている。韓国でも13年にSATの試験問題を流出させたブローカーや英語学校経営者らが処罰された。

欧米メディアはこうした不正問題を「東アジアの不正流行病」と表現しており、中国や韓国で不正行為が横行していると指摘している。(翻訳・編集/内山)