日本を訪れた中国人の多くは「日本人はどこでもきちんと列に並んでいる」と驚くというが、逆に中国では列の割り込みは特に珍しいことではない。中国メディアの今日頭条はこのほど、日本には中国人にとって非常に厳しく感じる法律があると説明する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本を訪れた中国人の多くは「日本人はどこでもきちんと列に並んでいる」と驚くというが、逆に中国では列の割り込みは特に珍しいことではない。中国メディアの今日頭条はこのほど、日本には中国人にとって非常に厳しく感じる法律があると説明する記事を掲載した。

 記事は日本には「中国人にとって吐血してしまうほどの厳しい法律」があると説明。その1つとして「列への割り込みは100万円の罰金と24時間の拘留になる」と紹介した。もしこれが本当であれば、列に割り込む習慣がある中国人にとっては間違いなく「吐血」レベルの厳しい法律だ。

 日本の軽犯罪法では確かに公衆の列への割り込みが処罰の対象となる可能性がある。しかし列への割り込みにおける拘留は1日以上30日未満、また科料は1000円以上1万円未満となっている。従って100万円という記事の紹介は誤っている。

 記事はこうした「残酷な法律が日本人の高い民度や高潔な道徳感覚を形作った」と主張しており、日本人の民度が高く見えるのは「厳しい法律があるため」と主張したいのだろう。だが、日本人が列に並び、割り込みをしないのは法律で罰せられるからではないことは、日本人なら誰でも同じだろう。

 記事の主張からは、災害時にさえ列を作り、秩序を守る日本人の高い民度に対する羨望が感じられる。同時に、こうした「残酷な法律でもなければ高い民度を養うことはできない」という中国人ならではの見方も示されており、中国人が日本人のような習慣を身に着けるのは難しいであろうことが記事から窺い知ることができる。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)