店頭に並ぶサッカニーのスニーカー(16年6月11日撮影)

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「スニーカー」のブームが続いている。特に若い女性が、ボーイッシュなスタイルからガーリーなコーディネートまで足元にクラシックなランニングシューズを合わせることが定番となりつつある。

これまで人気の筆頭は「N」のマークでおなじみの「ニューバランス」だったが、ここに来て別のブランドが台頭してきた。米国の老舗ブランド「Saucony(サッカニー)」だ。

創業100年を超える老舗

サッカニーは1898年に創業した、米最古のランニング専門ブランドだ。サッカニー川という川のほとりの工場で靴を生産していたことがブランド名の由来で、サイドに入っている流れるようなラインはその川をイメージしている。

1900年代前半、ランニング人口が増えたが、当時多くのランナーが革製のスパイクを履いていた。そんな状況を打破すべく、サッカニーは「人々の走りを変える靴を作る」と決心。「THE 7446 SPIKE」を皮切りに、ランニングシューズの開発を今日まで進めてきた。

日本では、2012年から「ABCマート」が国内総代理店に。クラシックスニーカーブームに乗じ、1981年発売モデルの「JAZZ」、84年発売の「DXN TRAINER」、88年発売の「SHADOW」、91年発売の「GRID」が注目を集めている。

「流行ってるから」だけじゃない魅力

ツイッターやインスタグラムでは、「購入した」「履いてみた」という投稿が相次いでいて、ブームの到来が実感できる。

特に女性からの投稿が多く、

「スニーカーを新調〜 全然ノーチェックだったサッカニーがかわいい」
「おニューのSaucony 可愛い!!めちゃくちゃ履きやすいよ〜」
「サッカニー前から欲しくて2つ買っちゃったー」
「念願のサッカニー 店入って2分で仕留めた」

など、見た目の可愛さや履きやすさが人気の秘けつのようだ。

根強い男性のファンもいる。15年来の愛用者だという、都内で働く20代男性は、サッカニーの魅力について「個人的には、他のブランドに比べて履き心地がいいと感じている。幅も自分の足に合っている」と語る。シンプルなデザインとカラーバリエーションも自分好みとのことだ。

ただ流行っているというだけではなく、確かな履きやすさとデザイン性を兼ね備えた「サッカニー」。新たな定番スニーカーのポジションを獲得しそうだ。