C型肝炎患者数、毎年1万人増加  専門学会が政府の支援求める/台湾

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(台北 13日 中央社)台湾では近年、C型肝炎患者が増加している。新規患者数は毎年1万人ともいわれる一方、感染を自覚していない人が大勢いるとして、台湾肝臓研究学会は政府の支援を求めている。

高雄では10日から12日にかけ、アジア太平洋肝臓病学会が開かれ、C型肝炎に関して熱心な討論が行われた。

同学会の簡栄南会長によると、台湾のC型肝炎患者数は約55万人。だが、自覚している人はわずか半数に過ぎず、治療を受けている人は9万人しかいないと指摘する。仮に患者の約1割が別の人に感染させれば患者はさらに増えることが考えられ、全面的な治療の実施と感染機会の低下が絶対だと警鐘を鳴らしている。

治療は内服薬を使い、比較的簡単だ。副作用も少ない。ただ、国が製薬会社と掛け合い、薬代を下げる必要があると簡会長は話す。このほか、40〜60歳の全国民を対象に検査を実施して肝硬変や肝がんのリスク低減に努めている韓国を例に挙げ、国による検査の支援を訴えた。

医療関係者は感染防止のため、注射器の共用を避け、不用意に感染者の血液に触れないよう呼びかけている。

(陳偉テイ/編集:齊藤啓介)