【入社1年目の教科書 Part1】セクハラにあったら、どう対処する? 専門家が教える2ヵ条

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上司や先輩からセクハラ(セクシュアルハラスメント。性的嫌がらせ)にあった……。

最近では女性だけでなく、男性に対するセクハラも取り沙汰されています。ひわいな言動だけでなく、強姦まがいのことをしてくる人もいるようです。そこで、プロフェッショナルサラリーマンの俣野成敏さんにセクハラを受けた時の対処法と注意点について教えていただきました。

『セクハラにあったとき、「騒いだら、せっかく入れた会社にいられなくなるかもしれない」と泣き寝入りしている人も多いようですが、それではいつまでも嫌がらせは続きます。もしセクハラにあったら、毅然とした態度で対応しましょう。

まず大切なのは、拒絶の意思をはっきりと示すこと。そうでないと、「彼女は嫌がっていなかったから」などと言い訳の余地を与えます。ICレコーダーで会話の内容を録音したり、いつどんなところで何をされたかをメモしておくと、重要な参考資料になります。

その上で、会社に相談窓口があるなら、そこで対策を相談しましょう。信頼できる上司がいるなら、その人に相談するのもOK。どちらもない場合でも、都道府県の労働局雇用均等室にある相談窓口に電話すれば、専門の相談員が相談に応じてくれます』

●『図解&事例で学ぶ 入社1年目の教科書』
監修/俣野成敏 著/カデナクリエイト マイナビ出版
https://book.mynavi.jp/ec/products/detail/id=52351

監修:俣野 成敏(またの・なるとし) 
1993年、東証一部上場メーカーのシチズン時計(株)入社。33歳でグループ約130社の現役最年少役員へと抜擢され、さらに40歳で本社召還、史上最年少の上級顧問に就任する。この体験を元にした『プロフェッショナルサラリーマン』(プレジデント社)がシリーズ10万部超のベストセラーに。2012 年、独立。『一流の人はなぜそこまで◯◯にこだわるのか?』シリーズ(クロスメディア・パブリッシング)ほか、著作累計は28万部を超える。現在は複数の事業経営や投資活動の傍ら、私塾『プロ研』を創設。「お金・時間・場所」に自由なプロフェッショナルサラリーマンの育成にも力を注いでいる。