わざわざ行きたいお出かけスイーツvol.9 国内では珍しい完全グルテンフリーカフェ「リトルバード」【代々木公園】

写真拡大

代々木公園駅近くの「リトルバード」は細長いビルの3Fにあり、目立たない、隠れ家のような佇まいながらも多くの外国人で賑わっています。

ここで提供されるメニューは、小麦はもちろん大麦、はと麦、調味料に至るまで一切の麦製品は不使用。小麦粉の代わりに100%米粉を使用し、使用油はEXバージンオリーブオイルのみです。米粉よるパスタやピザからハンバーガー、餃子などの料理、そしてスイーツまでもグルテンフリーで提供しています。

2011年には「グルテンを使用しない米粉本来の味と可能性を追求」したことにより、フード・アクション・ニッポンアワード2011で優秀賞を獲得したお店です。

料理長の小麦アレルギーから始まった

昨年から食品市場で急激に注目されだしたのが「グルテンフリー食品」。アメリカに続いてEU(欧州)でも、2016年にグルテンフリー食品の成分・ラベル表示に関する新規則が適用されています。

グルテンフリー食品とは、小麦やライ麦などに含まれるタンパク質の一種「グルテン」を含まない食品のことで小麦アレルギーやグルテンの摂取で小腸に炎症が生じて発症する「セリアック病(グルテン不耐症)」のための食事療法です。EUにおけるセリアック病患者数は、英国国立医療技術評価機構によると約 500 万人以上、診察を受けていない者を含めると実際のセリアック病患者数はさらに増加する傾向があるといいます。

料理長の梶浦恭弘氏は、元々、愛知県でパティシエとして洋菓子店を営んでいましたが、小麦アレルギーを発症。アナフィラキシーショックを起こし救急搬送されるほどの重症で、洋菓子店の閉店を余儀なくされました。

突然のアレルギー発症によって本人の食生活と環境が一変。とにかく周りにはグルテンフリーに美味しいものがなく、日常生活に支障をきたし心が折れそうになるも、だったら"自身で美味しいものをつくろう!"と一念発起。小麦粉の代わりに、お菓子やパンケーキ、たこ焼きのための米粉の開発に携わるなど、グルテンフリー=米粉に目覚めたのです。

レストランなどでの料理人としての経験も活かし、自身で開発した米粉を使った料理を生み出し、グルテンフリーを求める多くの人々に提供しています。

デザートメニューの一つ「シンパンケーキ」は、薄い=thin、薄い米粉生地の間に特製カスタードクリームを挟み折り重ねたパンケーキで、いわゆるクレープデザートのようです。薄いながらももちもちの米粉生地は満足度高し!

もちろん、パフェもグルテンフリー! スイーツ大好きな人にはうれしいです。

米粉生地でつくるピザも、サクサクとした軽い食感とくちどけの良い生地で、どんどんと食べ進んでしまうおいしさです。

リトルバードのグルテンフリーフードは、セリアックのための食事というよりも、米粉を活かした美味しい料理といえます。機会があれば一度、自分の舌で「グルテンフリー」のおいしさを体感してみてください!!

■SHOP DATA
グルテンフリーカフェ リトルバード
住所 : 東京都渋谷区上原1-1-20 JPビル 3F
(東京メトロ代々木公園駅下車))
営業時間:11:00〜22:00 定休日:水曜日

スイーツ番長食べ歩きスペシャリスト集団「たべあるキング」代表。強面のルックスとスイーツのギャップと独自のスイーツ評が耳目を集め、テレビ、ラジオ、新聞雑誌、WEBコンテンツ、ソーシャルメディアなどで活躍。テレビコマーシャルの出演、スイーツ&グルメなどのプロデュース等も精力的に展開し、多方面でグルメクリエイターとして活躍している。著書に「男のパフェ」(日本出版社)、「スイーツ番長の至高の10大スイーツ」(東京書籍)、「手みやげスイーツ100選」(東京地図出版)などがある。