大人の虫歯の原因はコレ!虫歯予防の為の食生活習慣7つ

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「かなり昔に治療をした虫歯の詰め物の周りに、なんだか虫歯ができているような気がする……」など、歯の悩みは大人になっても尽きませんよね。

日々の雑事にかまけて放置してしまいがちですが、大人になって再発した虫歯は歯を失う直接的な引き金になりかねません。というのも、大きな再治療が必要になる上に、歯を大きく削っているうちに抜歯といった結末になりやすいからです。

そこで今回はサンスターグループオーラルケアカンパニーの「大人むし歯に関する調査」や女性のための医学事典『ウイメンズ・メディカ』などを参考に、大人虫歯の実態や対処法をまとめます。

 

■1:大人の虫歯の原因とは?

虫歯は子どものころに悩まされる病気といった印象が強いですが、実際は真逆だそうです。

厚生労働省の実態調査を見ると、平成11年、平成17年、平成23年と調査のたびに、5歳〜14歳以下の子どもの有病率(治療済み、もしくは未治療の虫歯がある人の割合)は劇的に改善してきています。直近では40%を下回る数字です。

一方で65歳以上の高齢者は、逆に有病率が年々右肩上がりに悪化しています! その割合は60%以上。成人や高齢者の有病率が高い理由は、虫歯治療をした後の詰め物のすき間に虫歯菌が入り込んで、虫歯が再発するケースが第一に考えられるそうです。

虫歯→治療→再発→治療を繰り返して1本の歯をどんどん削ってしまうと、合計5回くらいの治療で抜歯といった結末になるのだとか……。貴重な自前の歯を失ってしまいます。

さらに、加齢や歯周炎などで歯茎が下がり、歯の根元の象牙質がむき出しになって、根っこの部分が虫歯になってしまう根面う蝕(しょく)も有病率を押し上げる原因にあげられるそうです。

高齢になってから自分の歯を何本残せているかで、幸福度に影響が出るという説もあります。幸せな老後を送るためにも、大人の虫歯は防ぎたいですね。

 

■2:大人の虫歯を防ぐ上手な磨き方とは

虫歯の再発など、大人に特有の虫歯を防ぐためにはどうすればいいのでしょうか?

「大人むし歯に関する調査」では、全国に住む15〜69歳の男女624人に「最初に“むし歯”が発生してしまった原因として、あなたが考えるものは?」と質問したところ「歯の磨き方が良くなかった」と答えた人が66.0%で第1位に。

一度治療をした虫歯もケアが悪ければ再発します。その意味で、歯磨きの方法を大人になっても学び直す必要があるのですね。

女性のための医学事典『ウィメンズ・メディカ』では、虫歯になりやすい場所として、

・奥歯のかみ合わせの部分

・歯並びが悪く歯が重なっている部分

・歯と歯茎の境目

・歯と歯の間

があげられています。磨き残しが多くなるこれらの場所の歯磨きには特に注意が必要です。

過去記事「1本では駄目!虫歯知らずの人が“3本のブラシ”を使う理由」では、富山県にある渡辺歯科医院の院長を務める渡辺智良先生が、普通の歯ブラシだけでなく歯間ブラシや糸ようじ、タフトブラシなど幾つかのブラシを使い分けるとよいと教えてくれました。

歯並びが悪い場所や歯と歯の間などは、普通の歯ブラシだけでなく、タフトブラシや糸ようじを併用して上手に磨きたいですね。

また、歯茎が下がってきた場合は、歯と歯茎の境目に歯ブラシを斜め45度にあて、ペンを持つように軽くブラシの柄を持って、小刻みに20往復させる磨き方が効果的だとされています。

 

■食事や生活習慣も虫歯に影響を与える

女性の医学事典『ウィメンズ・メディカ』によれば、歯磨き以外にも虫歯予防のポイントとして、

(1)定期的に鏡でセルフチェックをする

(2)定期的に歯科医院でクリーニングをしてもらう

(3)食物繊維の豊富な野菜などを食べる

(4)禁煙をする

(5)砂糖を多く使った歯に残りやすいお菓子は控える

(6)栄養をバランスよくとる

(7)食べ物をよくかむ

といった点も重要なのだとか。確かに鏡を見てセルフチェックをしたり、歯科医院でクリーニングをしてもらったりすれば、虫歯の早期発見につながりますよね。

食物繊維の豊富な食べ物を口にすると、食物そのものが歯の汚れをいくらか取ってくれる効果もあるとされています。かむ回数も増えて歯茎の血行が良くなり、唾液も多く出てくるとか。

唾液には虫歯や口臭を予防する働きがあります。普段からよくかむ習慣も身につけたいですね。バランスのとれた栄養補給で体の抵抗力が上がると、虫歯予防になることも覚えておきたいです。

虫歯菌は糖質を食べて歯垢を作るため、クッキーなど歯に残りやすいお菓子は量を控えるか、食後の歯磨きを心がけるべきだとも言われています。

過去記事「子どものおやつ何あげる?歯科医が教える“虫歯になりやすいお菓子”の特徴」でも、歯に残りやすいお菓子は虫歯になりやすいとお伝えしました。

喫煙は歯茎の血流を悪くしますので、今すぐやめたいですね。

 

以上、大人の虫歯の実態と予防をする方法をまとめましたが、いかがでしたか? もちろん、歯の表面の再石灰化を促してくれるフッ素を口の中に残す工夫も大切。

過去記事「歯磨き後に水ですすぎ過ぎると“歯が丈夫にならない”と判明」では同じく渡辺智良先生が、歯磨き後に“口をすすぎ過ぎない”ようにと教えてくれました。

フッ素入りの歯磨き剤で磨いた後は、おちょこで2杯程度の水で口の中を流すだけでOK。併せて参考にしてみてください。

(ライター 坂本正敬)

 

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【参考】

※ 大人むし歯に関する調査 - サンスター

※ 井口登美子(2003)『ウィメンズ・メディカ 女性の〈からだと心〉安心医学』(小学館)

 

【画像】

※ マハロ / PIXTA(ピクスタ)