6月。この4月から入学した学生は、いいカタチか悪いカタチかさておき、そろそろ生活リズムができてきた頃ではないでしょうか。

みなさんも通勤中、真新しい制服を着た学生たちの中に、まだ入学して2ヵ月弱しか経ってないのにやけに仲がいい様子を目にしたりしませんか?

4月の入学シーズンは、学生にとってドキドキのシーズン。友達できるかな……と、不安で眠れない夜を過ごした人も多いのではないでしょうか。しかし、今の若者たちは、そういう不安を和らげる、最高の方法を知っています。

彼らの「初対面」は、もはや春の教室ではありません。受験勉強が終わって息をつく暇もなく、春に向けて「ぼっちにならないための戦い」は始まっています。

SNSを駆使する友達づくり

旧来は、入学式当日になってから、初めて顔を合わし、「どこから来たの?」「趣味は?」「あ、それ私も好き!」というように徐々に間合いを詰めていくというのが定石でしたよね?
しかし、今の若者がやっている友達づくりのプロセスはこうです。

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Twitterに「○○年度△△大学□□学部入学予定者」というアカウントができる(筆者が大学入学するときはTwitterではなくmixiのコミュニティでした)。

鍵つきツイッター

ある程度フォロワーが集まると、幹事のLINEアカウントが公開される。
LINEグループができる。
Twitterのプロフィールに共通点を見出した人同士が個人的につながる。
上手な人は入学式前に友人に!入学式前にもかかわらず「いつメン」(いつも一緒にいる仲良しグループ)ができている人も。

このようにしてSNSをフル活用することによって、最初の「どこから来たの?」「趣味は?」といったコミュニケーションは省かれていきます。そうやって、各自で趣味が合いそうな人を見つけていくことで、効率よく友達をつくっていくのです。

ぼっちにならないための友達づくり

この友達のつくり方のメリットは、入学式の準備や集合時間を確かめ合うことで初登校日に「浮かなくて済む」ことです。新しい場所に足を踏み入れるときには、さまざまな不安が付き物。それは「お互い様」ということを前提として、「入学式はどんな服装でいけばいいの?」「何を持っていけばいいの?」とグループLINEでやりとりしていくうちに自然と絆が生まれてくるようです。

とにかく今の若者は「浮く」ことを恐れます。個性的ではいたいけど浮くのはイヤ! そんなアマノジャクな一面もあります。そんなときに助けてくれるのがTwitterなんです。最近では、SNSに情報を載せるのは渋谷のスクランブル交差点で1日中、個人情報が書かれたプラカードを掲げているようなものと言われていますが、人と新たにつながる時の敷居が最大限に低いことは、自分に自信がない若者にとってはすごくありがたいんです。

非公開グループにして鍵をかける、ログが残らないスナップチャットに移動するなど、たくさんの工夫をしながら、これからも若者たちはウェブ上で初対面のドキドキを軽減して、ずっと仲良くなれる友達を探していくことでしょう。

(たなかもみこ)