【レッドブル・エアレース2016】室屋選手&チーム・ブライトリング千葉大会後単独インタビュー

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室屋選手の初優勝で終わった、2016年レッドブル・エアレース第2戦千葉大会。その興奮も冷めやらぬ中、室屋義秀選手と4位になったチーム・ブライトリングのナイジェル・ラム選手、そしてチーム・ブライトリングで来年のマスタークラス参戦に向け、今年から始まったレッドブル・エアレースの新育成プログラム「マスター・メンタリング・プログラム」に参加している、2015年のチャレンジャークラス王者、ミカ・ブラジョー選手に単独インタビューをしてきました。

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◆室屋義秀選手

■日曜のシャンパンファイト以来、お忙しいと思いますが、睡眠時間は大丈夫ですか?

「まあまあ寝られてますね(笑)。結構忙しいんですけど、なんとか寝られてます」

■表彰式後の記者会見でもお聞きしましたが、ファイナル4のフライトがとてもスムーズなラインで、特にモニターで、後から飛んだ選手達とゴースト(重ねて表示される目標タイムの選手の軌跡)で比べると、例えばゲート7から8までのライン取りが非常にスムーズな印象でした。

「今は結構コンピュータでのシミュレーションが正確になって、飛ぶ前から最適なラインというのが判っているんですよ。後は飛んで微修正する、っていう感じで、実は各パイロットもみんなその点は判っているんですよ。ただ実際飛んでみると、例えばゲート7からゲート8へのラインは、大きく振った方が確実にゲートをクリアできるんですね。その後のハイGターンが楽だったりするんですよ。なので、パイロットのコンディションというか、余裕によってラインの微修正が行われるって感じですね。それによって僅かずつ、0.1秒にも満たない部分での速さが出てきて、それの積み重ねが今回の結果につながったんじゃないかと思ってます」

■機体に関してですが、シュピールベルクから投入しているレイクドウイングチップの効果については?

「大してないんです(笑)。そう言うと語弊がありますが、あまりないっていうか、通常のウイングチップに比べると僅かにマシってくらいで、ウイングレットに比べると全然ですね。今、認可待ちになっている(1秒は速くなるとされる)ウイングレットがつけばもっと……今回でも0.5秒あれば楽々勝ててましたからね」

レイクドウィングチップを装着した室屋選手のエッジ540V3

レイクドウィングチップを装着した室屋選手のエッジ540V3

■優勝したことは大きな自信となると思いますが、この後のヨーロッパラウンドに向けては

「自信は持っているつもりなので、そこについてはチームも努力しているし、持ってていいと思うんです。ただ長いシーズンですから、多少の浮き沈みはあると思います。その中でも確実にファイナル4に残っていけば、必ずポイントは上位に行けますので。ひとつ勝ったことで、勝つコツみたいなものは学べたので、勝ちやすくはなったのかな、とは思いますね」

■今年は非常に混戦になっていますが、その点は

「ここからは実力差で抜けていきますから……1戦目はなんだか訳の判らない結果になりましたけど、徐々に実力に即した順位に落ち着いてきて、4戦目くらいから並んできて、これからは順位も落ち着いてくると思います。恐らくこれからは、実力のあるチームがポイントをグッと重ねて引き離してくると思います。そこにきちっと食いついていかないと、届かなくなってしまうんでね。このレースに勝つのと、シリーズ全体で勝つというのはプレッシャーも全然違うので、次の戦いはさらに大きい戦いになると思いますね」

■現在、マット・ホール選手がツキに見放された格好ですが、彼もやはり伸びてくると?

「トレーニングセッションも安定して飛んでますし、タイムも速いので、彼は必ず来ますから。まぁ……良し悪しの周期があって、彼は今ちょっと悪い順位ですけど、必ず来ます。マティアス(・ドルダラー選手)は安定して速いですから、実力通り後半戦は並んでくるはずだと思います」

■エアショウパイロットとしての室屋さんにお伺いします。レッドブル・エアレースやエアショウを通じて、空に対して関心を持ってもらいたい、ゼネラルアビエーション(軍や定期航空会社以外の自家用機や事業用航空)の裾野を広げたいという活動をしてらっしゃいますが、この千葉大会の優勝で、さらに関心は高まりますね。

「多分、大きく広がると思いますね。こうして多くの方に取材していただいていることも大きいですし。……ただエアレースパイロットを目指すと言っても、席が14しかないので、なかなか難しい面もありますけども。エアロバティックパイロットになれば、もう少し門戸は広がりますが、まだちょっと色々なハードルは多い。……今取り組んでいるのは、福島県と一緒になって、今年から体育館の中でパラグライダーを人の力で引っ張って、子供に飛んでもらう、という体験をしてもらってます。2〜3mくらい浮くんですけど、そうやって「飛ぶ」という体験をしてもらう訳です。県と学校とに協力してもらって、そんな事業が今年から始まりました。何百、何千……福島県内の小中学生でも20万人近くいますから、その子供達が「飛ぶ」経験をする。これが全国に広がっていけば……その中で1%でも0.1%でも興味を持ってくれればいいなと思っているんです。10歳くらいでこの経験をした人が10年ほど経つと、学校を卒業して社会に出る年齢になる。そこで「空」を意識してくれたら……という、ちょっと息の長いプロジェクトを始めたので、地道に続けていければと思っていますね」

◆ナイジェル・ラム選手

ナイジェル・ラム選手

■千葉大会はファイナル4に進みましたが、あと一歩表彰台に届かず4位。残念でしたね。

「本当にね。最初のラウンド・オブ14をいい感じで飛べて、ファイナル4まで進めたんだけど、表彰台には乗れなかったからね。せっかくファイナル4にまで残ったのに何も得られなかったのは本当に残念だった。4位っていうのは最悪の順位だよ!……まぁ、一番最悪なのは最初に敗退してしまうことだけど、本当に残念な結果だった。厳しい週末だったね」

■10月は私の誕生月なので、毎年来るのが楽しみなんですが、今年はちょっと、来てほしくないとも思っています。あなたがレッドブル・エアレースを引退する月でもあるからです。

「ありがとう。とても悲しいことだよね。僕にとっても非常につらい決断だった」

■マスター・メンタリング・プログラムについてお聞きします。あなたから見て、ミカ(・ブラジョー)のフライトスタイルや、パイロットとしての力について、どのように感じていますか?

「(同席しているミカが「ヤバい!」という感じで苦笑する)僕自身がメンター(指導者)として優れているかどうかは判らないんだけど、彼は非常にユニークで素晴らしいキャリア(12歳で初飛行ののち、13歳からはエアロバティック大会に参加、16歳で参加したエアロバティックのフランス選手権で部門2位に輝く。史上最年少の22歳でフランス代表入り)を持っている。思うに、非常に優れた能力を持っていると言えるんじゃないかな。だからこのプログラムに参加したというのは、彼にとって非常に良い選択だったと思う。良いマシンでトレーニングもできるしね。将来、大きな成功を収めるパイロットだと思うよ」

■ユニークといえば、あなたのパイロット人生もユニークですね。パイロットとしてのキャリアをスタートさせたローデシア(現:ジンバブエ)空軍では、種々雑多な航空機があって、小所帯(パイロットはわずか150名ほど)だからヘリコプターも飛行機も区別なく乗らざるを得ないという環境だったと思います。あれはその後のパイロット人生で、大きな経験になったんじゃないんですか?

「僕は最初に非常にラッキーだったと思ってる。僕が受け取ったウイングマークは「GDP(General Duties Pilot)」……つまり「なんでも操縦できる」というものだったんだ。何しろ小所帯の空軍だったから、ひとつの機種だけ操縦するという訳にはいかなかったからね。ヘリコプター、ジェット機、ピストン(レシプロ)機……任務についても、輸送機や爆撃機、戦闘機と全てをこなさなければならなかった。軍にいたのは6年と短い間だったけど、あらゆる航空機を操縦して、それをマスターできたというのは非常にラッキーだった。とてもいい経験を積んだと思ってるよ」

■エアレースの話に戻りましょう。エアレースはこれからヨーロッパラウンドに入ります。ブダペスト、そして地元イギリスのアスコット(競馬場)……そういえば昨年、6月に開催された恒例の競馬、ロイヤルアスコットの観戦に訪れてましたね?

「知ってたのかい? そこにいる(ブライトリング航空部門広報の)ベッキーと一緒に行ったんだ。彼女が馬好きでね。あの時かぶっていたシルクハットは、彼女が作ってくれたんだよ」

■てっきり8月のエアレース、アスコット大会の下見かな、と思ってました(笑)

「そうそう、馬が走るトラック(馬場)を見ながら、心の中では別の(レッドブル・エアレースの)トラックを想像して、どう飛ぼうかとシミュレーションしてたよ(笑)」

■昨年のロイヤルアスコットには、日本からレッドブル・エアレースの開催地(シュピールベルク)と同じ名前を持つスピルバーグ(藤沢和雄厩舎)が出走していたし、あなたの姿もあったので、個人的に『エアレースつながりだなぁ』と思ってました(笑)

「そんな馬が日本から来ていたとは気づかなかったよ。……しまった、先に聞いておけば馬券買ったのに(笑)」

■ところで気になっているところがあるんですが、コクピット内のカメラ映像を見ていると、あなたは操縦桿の下の方を持って、グリップ上部を余らせるような感じにしていましたよね? あれはどういった理由があるんですか?

「持ち方を変えたんだ。以前は……(ミカ「ファイナル4の前?」)いや、もっと前。シュピールベルク以前は、確かにグリップ上部を余らせて持っていたね。僕の機体の操縦桿は結構長くて、下の方を持って、腕を膝の上に乗せるような感じで安定させて操作していたんだけど、シュピールベルクから上の方を持つように変えてみたんだ。これは特に理由はないんだけど、こっちの方が操作性が良いような気がする……という精神的な部分で、だね。シュピールベルク(3位)、千葉(4位)と結果が出ているんで、変えて良かったと思ってる。……しかしよくそんな細かいところまで見てるね。すごい観察力だ」

Lamb MXS-R

■昨年は昇降舵を小さくしたり、様々な機体の改修を行って試行錯誤していましたが、今年は機体の改修については?

「去年の機体改修については、結局様々な問題を引き起こすことになってしまった。操縦のフィーリングを改善するために昇降舵を小さくしてみたんだけど、それは機体性能のバランスを崩すことになってしまったんだ。対処する時間が少なく、感覚的な違和感が残ったままになった。なので途中から昇降舵を元の大きさに戻して、終盤はセッティングも全て2014年の状態に戻すことになった。そんなことがあったから、今年は大きな機体改修を行うつもりはないよ。とにかく、フィーリングに違和感がないのが一番だ」

■ここからはショウパイロットとしてのあなたにお聞きします。昨年8月のショアハム・エアショウで発生したホーカー・ハンターの墜落事故(11人死亡・16人負傷で、イギリスのエアショウでは1952年のファーンボロ・エアショウで31人が死亡して以来の大事故となった)を受けて、イギリス民間航空局が保険料を上げるなど、古い航空機を飛ばすことに対して規制を強化する……という動きがありましたね。実際にスピットファイアやP-51など、古い航空機を飛ばしているあなたも、その動きに心を痛めていると以前語っていましたが、そのことについてお聞かせください。

「よく見ていてくれているね……。多分、保険料などについては、ものすごく大きな変化はないと信じているよ。あの事故は不幸な出来事だったし、その後の規制については良い判断だったと思っている。そして、昨年のエアショウシーズンが終わった後が大変だったんだ。イギリス民間航空局による事故原因の調査は、普段は非常に慎重に進められていくものだけど、今回はある種のポリティカル・コレクトネスというか、様々なことをする必然性について検討しようという空気に支配されたんだ。それ以前、僕はあの事故について公表前段階の報告を聞いていたから、その反応の変化について、何が起こったのかはよく判らなかった。ただ、エアショウが非常にダメージを負ったのは間違いない。エアショウの運営については、保険以外にも多大なコストが必要だ。それを入場料に転嫁したり、独特なプロセスがある訳だけど、事故を受けて、観客の安全対策について主催者側の方に変化があった訳だね。なにしろ(1952年ファーンボロでの事故以来)63年ぶりの大惨事だった訳だから。僕は1500回以上エアショウで飛んでいるけど、個人的には、観客を巻き込むような事故は起こしたくないと思ってる。だから、この件については、正常な判断力を持つ人から見れば、とても馬鹿げた議論だと思うよ」

(追記:取材後、今年6月11日開催予定だったイギリスのスロックモーション・エアショウが、保険料など運営費の高騰を理由として開催がキャンセルされた)

◆ミカ・ブラジョー選手

ミカ・ブラジョー選手

■マスター・メンタリング・プログラム(以下:MMP)について伺います。昨年と今年、チャレンジャークラスからマスタークラスに昇格したパイロット達(ルボット選手、ベラルデ選手、ポドランセック選手、コプシュタイン選手)に訊くと、異口同音に「チャレンジャークラスとマスタークラスは全然違う。飛行機の速度も違うし、チームを自分でマネジメントしたり、飛行機を自分で所有して色々改造したりと、やるべき事がたくさんあって、それに翻弄されてしまう」と語っていました。その点、このプログラムは、1年にわたってマスタークラスの機体をレーストラックで操縦できてデータ解析もでき、さらにチームマネジメントについても学ぶ事ができます。これは来年、マスタークラスに昇格するにあたって、大きなアドバンテージになると思うんですが、どうでしょう?

「僕にとってMMPは、エアレースのチームを知り、どうすればいいのかを学ぶ重要な機会となってるよ。ナイジェル(・ラム選手)とブライトリング、ブライトリングチームがこのプログラムに参加することを決めて、皆が欲しがるであろう全ての要素を僕に提供してくれることになったんだ。実際この2ヶ月あまり、僕には大きな波が来ていると感じてるんだ。1年を通じて、マスタークラス参戦の為の準備ができる訳だからね。もちろん、参加しなかったり、他にも色々な選択肢があった訳だけど、ブライトリング・レーシングチームでこのプログラムに参加するというのは、スキルを磨く為にも大事な機会だと思って、オファーを受けたんだ。間近でラム選手のパフォーマンスや、チームマネージメントの様子を見て、多くの事を学べているよ。なにしろレッドブル・エアレース有数の強豪、2014年のチャンピオンチームだからね」

■実際、ラム選手のMXS-Rで飛んでみていかがですか? マスタークラス現役のレーシングマシンを。

「本当にいい感じだね。とてもパワフルで、速い。(2009年からラム選手が乗っているので)新品の機体ではではないんだけど、自分にはぴったりフィットしていると感じているよ。様々な部分が改修されていて、レッドブル・エアレースでは上位の機体のひとつだと思ってる。とにかく、コクピットに入った時のフィット感が素晴らしいんだ。これでレーストラックを飛ぶのは本当に楽しいよ」

■あなたのフライトスタイルにぴったりだ、ってことですか?

「その通り! 僕は若いパイロットだし、MXS-Rのようにカーボンファイバーで全てができている、最新技術で作られた機体っていうのは、エアロバティックスを含めて、僕のフライトスタイルによく適合しているよ」

ミカ・ブラジョー選手の乗るMXS-R(金曜)

ミカ・ブラジョー選手の乗るMXS-R(金曜)

■金曜のフリープラクティス前、あなたがラム選手のMXS-Rで飛ぶのを見ていたところ、機体を完全に手の内に入れているような印象でした。

「その通り。実はこのMMPが始まる以前、昨年冬の時点から僕はMXSに乗ってトレーニングを始めていたんだ。その時から、この機体の操縦感覚を体得してきてるんだよ。今年のレッドブル・エアレースが開幕して、アブダビ、シュピールベルク、そしてこの千葉でレーストラックを飛ぶことにより、レースでの機体特性や自分のスキルを磨いて、より速く、より安全確実にエアゲートをクリアし、ミスなくトラックを飛べるようになってきているよ」

■さて来年の話です。来年あなたはラム選手のMXS-Rを受け継いで、マスタークラスに参戦する訳ですが、チームスタッフについてはどうでしょう? そのまま引き継ぐんですか?

「今進行中のプロセスの一部で、今シーズン終了までには決めなきゃいけないことではあるんだけど、まだ今の時点では何も決めていないんだ。チームのみんなは『君の好きなようにしていいよ』と言ってくれるんだけど……。来月(7月)には、飛行機やチームスタッフなど、来年のチーム体制について何らかの方向性を打ち出す必要があると思ってるんだ。最終決定は今シーズンの終わりになるだろうね」

■来年のブライトリング・レーシングは、ルボット選手とあなた、フランス人パイロットを揃えたチームになりますね。

「あー……そうだね。悪くない環境だよ(笑)。彼(ルボット選手)とは、世界エアロバティック選手権でも同じフランス代表チームの一員として優勝したし。フランスはエアロバティックの世界で強豪国のひとつだから、フランス人が増えるというのは自然なことなのかもね」

■チャレンジャークラスにも、今年から同じエアロバティックのフランス代表の一員、メラニー・アストル選手が参加してますしね。……同じフランス代表チームのオード・ルモルダン選手も参加するといいなと思っています。実は、彼女の方がアストル選手より先にレッドブル・エアレースに行くものだと思ってました。

「もう彼女も訓練をしてるんだよ。実は2013年、レッドブル・エアレースのトレーニングキャンプに参加して、2014年からチャレンジャーカップに参加することが可能だったんだ。でも、スケジュール的な余裕がないとして、参加を見送ったんだよ」

■それは現役の旅客機パイロット(エールフランスのB777パイロット)だったりするから?

「それもあるし、他にもエアショウとか様々なことで忙しくしているから、そちらを優先させたということなんだろうね。もし、彼女の中で優先順位が変わってくれば、レッドブル・エアレースに参戦する日もくると思うよ」

■あなたのマスタークラスパイロットとしての将来について伺います。来年は参戦1年目となる訳ですが、MMPでの経験を得ているので、今までのルーキーとは違います。自信の程はどうですか?

「確かに、このプログラムは僕に自然と自信をくれると思う。最初のシーズンを良い機体、屈指の強豪チームで迎えることができるからね。他のパイロットが新しい機体、新しいチームで最初のシーズンを迎えるのに較べると有利だ。自信を持って、来年のマスタークラス最初のシーズンを迎えることができるよ」

■2014年のチャンピオンマシンに、このMMPの経験。非常に戦闘力の高いルーキーだと思います。

「そうだね。シーズン開幕当初から、上位に食い込めるポテンシャルをもって臨めるから、とても戦闘力のある新人になると思う」

■いきなり表彰台も狙える?

「そうなればいいね(笑)。とにかく、どのレースでもファイナル4を目指して飛ぶつもりだよ。そして楽しみながら飛ぶこと。結果としていいタイムが出て、表彰台につながれば最高だね」

■ファイナル4に進出すると、ちょっとしたチャンスをつかめば表彰台に上がれますからね。案外近いかも。

「そうなればいいね。……とにかく、安全に、確実に飛んで予選、ラウンド・オブ14、ラウンド・オブ8を突破して、ファイナル4で全てを出し尽くしていけば、幾つか表彰台、あるいは優勝も近い将来に狙えるかもしれないね。……まぁ、いいタイムを出していくのが前提だけど、表彰台に上がる準備はできてるよ」

■「頭は冷静に、フライトはアグレッシブに」ですね。

「その通り!今日はアリガトウ(「アリガトウ」は日本語)」

Nigel Mika

(取材:咲村珠樹)