中国や韓国に存在する反日感情が中韓自動車市場における日本車の販売量に影響しているのは事実だろう。しかし、中国メディアの捜狐はこのほど、韓国市場における日本車の販売台数より、反韓感情をもたない日本の自動車市場における韓国車の販売台数のほうが圧倒的に少ないことに注目する記事を掲載した。

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 中国や韓国に存在する反日感情が中韓自動車市場における日本車の販売量に影響しているのは事実だろう。しかし、中国メディアの捜狐はこのほど、韓国市場における日本車の販売台数より、反韓感情をもたない日本の自動車市場における韓国車の販売台数のほうが圧倒的に少ないことに注目する記事を掲載した。

 記事は、韓国には明確な反日感情が存在するとし、その事例の1つとして、韓国ドラマ「太陽の末裔」のヒロインを演じたソン・ヘギョが日本の自動車メーカーからの中国での広告出演依頼を断ったというエピソードを紹介した。

 しかし、こうした理由によって日本車は韓国市場で売れないのだろうか。この点について記事は「日本車の販売は寂しい状況と見なされているが、決してそうではない」と指摘。むしろ2015年の韓国自動車市場の輸入車部門で日本車は11.9%ものシェアを獲得しており、これは米国車の7.2%を上回っていると説明した。

 では日本の自動車市場における韓国車の販売台数はどうだろうか。日本には「全世界で現代自動車を知らないのは日本人だけ」という言い回しがあるほど、現代自動車が日本では存在感を示せていないと紹介。また「日本では韓国車を見かけることはほとんどない」という日本のネットユーザーのコメントを紹介した。

 ではなぜ日本人は韓国車を買わないのだろうか。記事はその理由についてのあるネットユーザーの見解を紹介、このネットユーザーは「韓国車の誇りは日本車よりも価格が安く、日本車よりも世界市場における販売量が多いことだけだ」と説明、さらに「韓国車には買いたいと思う理由がない」と指摘した。
 
 つまり反日感情の存在する韓国で日本車は一定のシェアを獲得しているのに対し、反韓感情のない日本で韓国車は「ほとんど見かけることはない」と主張。韓国車は米国やオーストラリア市場では受け入れられているため、韓国車の品質が相当悪いというわけではない。しかし「韓国車には買いたいと思う理由がない」というネットユーザーのコメントは簡潔ながら的を射た見解だろう。逆に言うなら、韓国で日本車が一定のシェアを獲得しているのは、韓国人は日本車に反日感情を超える「買いたい理由」を見出しているからではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)