「ロミオとジュリエット」に学ぶ、マンネリ化した恋を燃え上がらせる行動心理学

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 「ロミオとジュリエット」と言えば、悲恋の物語として有名です。実は、彼らの恋は、理にかなった恋愛アプローチだったのです! 今回はロミオとジュリエットに学ぶ、マンネリ化した恋を燃え上がらせる心理術をご紹介します。

■テクニック1 「手に入りにくさ」があなたの価値を高める

 厳しい環境やライバル、突然の事件など、愛する2人を妨げる障害は、歓迎されたものではありません。しかし実は、多少の障害があったほうが、恋が盛り上がり、愛情も増すことが心理学的にも証明されています。恋を邪魔されればされるほど、手に入りにくい相手=どうしても手に入れたい相手になり、互いの価値が高まるのです。

■テクニック2 「助けて欲しい」と頼ると相手は自分を好きになる
 心理学的には、相手に恩を売るよりも、相手の恩を受けたほうが好意を得られやすいとされます。男性の場合は、女性に頼られることで父性が刺激され、女性の場合は、甘えてくる男性に本能をくすぐられる、というのがいい例です。もし、あなたがトラブルに遭遇したときは、「迷惑をかけてはいけない」という思いを捨て、思い切って「助けてほしい」と頼ってみるようにしましょう。意外なほど、相手に好感をもたれるはずです。

■テクニック3 見つめ続けることで、愛情はどんどん深くなる
 人間の本能には、たとえ演技だとしても、「感情をこめているときは、対象を凝視してします」という性質が備わっています。逆に言えば、見つめられているほうは、「強い視線を受ける」→「強い感情がこもっている」と無意識に判断し、愛情を向けられていると解釈する可能性があります。そのため、告白など自分の想いを伝えたいときは、しっかりと相手の瞳を見つめたほうがいいということなのです。

■テクニック4 暗闇で過ごすだけで、相手との親密度が高まる
 心理学的に見ると、暗闇には「人をまとめる力がある」とされています。暗闇に入ると、人は自分のいる場所の広さがつかみにくくなり、自分の周囲しか見えなくなります。そういったある種の閉塞感が、人に不安感や恐怖心を抱かせ、近くにいる人に触れたい、頼りたいという衝動を起こさせるのです。そのため、暗がりのほうがドキドキ感が高まり、性的興奮も高まっていくのです。

 意外なシチュエーションや行動で、相手の気持ちに火をつけることができることができます。ロミオとジュリエットも急速に恋が発展したことがうなずけますよね。ポイントは、「暗闇」「見つめ合う」「障害」「頼る」の4つ。これらが揃うことで、どんな倦怠期も燃え上がらせることができるのです。彼らに学んで恋を再燃させてみるのもひとつかもしれませんね。
(脇田尚揮)