【ユーロ2016チーム紹介(13)】〜スペイン〜前人未到の3連覇に向けて黄金の中盤が輝きを放つ

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▽2008年大会、2012年大会を連覇している現在の欧州王者スペイン。2014年のブラジル・ワールドカップでは、世界王者として臨むもまさかのグループステージ敗戦に終わり、MFチャビ・エルナンデスらベテランが引退を表明するなど、1つの時代が終わりを告げた。

▽しかしユーロ2016予選では、チームの大黒柱となったイニエスタを中心に黄金の中盤は健在。そして曲者ぞろいのグループCで、23得点3失点と攻守ともに安定した成績を残し、9勝1敗の8連勝で1位通過を達成した。新生・スペインとして前人未到の大会3連覇に臨む。

◆基本布陣【4-2-3-1】
(C)CWS Brains,LTD.


▽基本布陣はこれまでのユーロ予選でも使用してきた[4-3-3]を用いるだろう。両サイドバックが高い位置を取り、中盤の枚数を増やして厚みのある攻撃を仕掛ける。また、両ウィングは左利きのシルバが右ウィング、右利きのノリートやペドロが左ウィングを務めるなど、両翼からカットインしてシュートに持ち込む形が1つのパターンとなっている。ピッチの幅を使う攻撃に注目だ。

◆チーム分析
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[GK/DF]★★★★☆

▽長らくスペイン代表のゴールマウスを守り続けてきたのはカシージャスだが、本大会でデ・ヘアが起用される可能性が囁かれている。経験面での不安はあるものの、2年後のワールドカップを考えればデ・ヘアに任せたいところ。また予選9試合で3失点と安定しているバックラインも健在。しかし選手層が薄いポジションでもあり、ケガや累積警告は気をつけたい。

[MF]★★★★☆

▽ピボーテのブスケッツ、インテリオールのイニエスタとセスクは不動。さらにブルーノ・ソリアーノ、チアゴ・アルカンタラ、コケといったバックアップも充実している。欲を言えば局面を打開するジョーカーが欲しいところだったが、総合力は欧州一番と言っても過言ではない。

[FW]★★☆☆☆

▽他のポジションと比べると見劣りしてしまうのが今回の前線。アドゥリス、ノリートはリーガエスパニョーラで2ケタゴールを奪っているが、モラタはセリエAで7ゴール、ルーカス・バスケスは4ゴールと心もとない。さらに、4選手とも国際大会の経験に乏しく能力を測りにくい。