中国人薬学者の屠ユウユウ氏(84)は2015年にノーベル医学・生理学賞を受賞し、中国本土の科学者としては初めて自然科学分野でノーベル賞を受賞した。一方、日本のノーベル賞受賞者の数はアジアではトップであり、自然科学分野において21世紀以降としては米国に次ぐ受賞者を輩出している。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国人薬学者の屠ユウユウ氏(84)は2015年にノーベル医学・生理学賞を受賞し、中国本土の科学者としては初めて自然科学分野でノーベル賞を受賞した。一方、日本のノーベル賞受賞者の数はアジアではトップであり、自然科学分野において21世紀以降としては米国に次ぐ受賞者を輩出している。

 なぜ日本はこれだけ多くのノーベル賞受賞者を輩出することができるのだろうか。中国メディアの騰訊はこのほど、その理由について「日本の紙幣を見れば一目瞭然だ」と論じる記事を掲載した。

 記事はまず、中国人が望もうと望むまいと、日本は世界有数の科学技術大国であると伝え、日本の強さの秘密は「日本人の財布のなかを見れば分かる」と主張。現在の日本銀行券に描かれている人物は1000円札が野口英世、5000円札が樋口一葉、1万円札が福澤諭吉となっているが、どういう意味なのだろうか。

 これについて「紙幣には国家としての価値観が体現されている」と主張し、世界の多くの国では紙幣に印刷されるのは「政治家」や「国家元首」などであるとする一方、日本は思想家や教育家や科学者が紙幣に印刷されていると指摘。つまり「日本では知識が尊重されることが示されている」と主張した。

 続けて記事は、紙幣に科学者や思想家を印刷すればノーベル賞を受賞できるというわけではないと指摘する一方、「紙幣に科学者や思想家を採用する時点で、日本が知識を重んじる国であることが見て取れる」と主張。こうした風土を背景に、日本では知識を重んじられ、それが結果的にノーベル賞という成果につながっているのではないかと考察している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)