突然ですが、堅実女子の皆さんへ質問です。
男子が集まってプロレス談義をしています。あなたはそれを見てどう思いますか?

1・なんとも思わない
2・ちょっとだけ気になる
3・話に入る
4・男っていつまで経っても子供だなと思う

はい、この中で2〜4を選んだ女子にオススメの映画があります。

ただダベる、そんな青春もあるんです

今や人気絶頂の俳優、池松壮亮と菅田将暉がW主演の『セトウツミ』は、関西の男子高校生、瀬戸小吉(菅田将暉)と内海想(池松壮亮)が放課後にダベるだけという異色の青春映画。

原作は此元和津也の手がける漫画で、その実写化となる本作。監督は『さよなら渓谷』や『まほろ駅前』シリーズの大森立嗣(役者の大森南朋のお兄さん)です。

『セトウツミ 』 (C)此元和津也(別冊少年チャンピオン)2013  (C)2016映画「セトウツミ」製作委員会 7月2日(土)新宿ピカデリーほか全国ロードショー 配給: ブロードメディア・スタジオ

青春モノといえば、必死に部活に励んで、淡い恋愛もあって、家族との葛藤もあって成長していく……というのが王道。ですが、『セトウツミ』は違います! 内海も瀬戸もバイトや部活はせず、川辺の石段で放課後を過ごします。ふたりは高校生活の花道にはいない、いわゆるフツーの高校生。主役に抜擢されることなく、抜擢されることを望まない、そんな男子です。

 

どうでもいい会話にセンスがキラリ

天然な瀬戸の問いかけにクールに答える内海の図。

本作に驚きの展開を求めてはいけません。ふたりは、堅実女子から見たら「どうでもいい」話を楽しみます。天然な瀬戸のボケに、内海がクールに突っ込む。このスタイルは、まさに漫才です。

突然、背くらべをするふたり。

この独特な間合いは深夜ラジオに出てくる漫才コンビのようでもあります。力んでネタ番組に出演している時とは違い、素の部分をチラリと見せるあの感じ。あの空気感が『セトウツミ』にあるのです。こういう会話って、実はセンスがないと第三者が聴いても全然楽しめないんですよね。瀬戸と内海の会話の内容はともかく、会話のレベルはかなり高い。

女子にはわからない、男子だけの世界

さて、最初に出した質問ですが、2〜4の解答に当てはまるのが、劇中に登場する女子高生・樫村一期(中条あやみ)。彼女は、ふたりの友情にちょっぴり嫉妬しながらも、男だけのダベりの世界に興味を抱いています。

恋の話もちょこっとあり。中条あやみちゃんが可愛い!

実際に男子同士で話が盛り上がっているときに、話の輪に入ったら、その場がシラけてしまった、という経験をした女子も多いことでしょう。自分が邪魔者になったような感覚を『セトウツミ』は思い出させてくれます。

この映画は、男女問わず、高校生だった人(現役の人も)楽しめる作品。恋も部活もバイトもないけれど、どこか淡くて切なくてどうしようもない、10代特有のもどかしさを思い出してみてください。

●まとめ

ダベりの質の高い男は、会話センスあり。何もない青春も良いもんだ!