8日、米ブルームバーグは中国が南シナ海の海底に眠る鉱物資源研究のため「深海ステーション」建設を進めており、これは同時に軍事目的でも使用可能になると報じた。資料写真。

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2016年6月8日、米ブルームバーグは中国が南シナ海に眠る海底鉱物資源研究のため「深海ステーション」建設を進めており、これは同時に軍事目的でも使用可能になると報じた。10日付で観察者網が伝えた。

報道は中国科学技術部の説明資料により深海ステーションは南シナ海の深さ3000メートルのところに建設予定で、海底の鉱物資源研究がその主な目的だが、軍事目的でも使用可能になると伝えた。この実験プロジェクトは今年3月の第13次5カ年計画に組み込まれており、優先発展させるべき科学技術プロジェクト100位中の第2位に位置づけられている。

有人の深海ステーションは移動式で、英軍事情報企業ジェーンズ・インフォメーション・グループの専門家によれば、中国はすでに「海面下の長城」と呼ばれる海底のセンサーネットワークを作り出し、米国とロシアの潜水艦を探知することを計画しているという。米戦略評価予算センター(CSBA)のブライアン・クラーク上級研究員はこのような深海に実験ステーションが建設されたことはかつてないが、それは確かに可能であるとし、有人の潜水艦が50年前にすでにその深さまで到達しているとコメント。そして毎回潜る期間がどれくらいの長さになるのかが課題になるだろうと加えた。

報道はさらに、中国当局は深海ステーションについて具体的なことはまだ明らかにしていないが、世界の海洋魚類資源の10%が集中する南シナ海に主権を強く主張していることを指摘。同時に南シナ海は魚類資源の他、豊富な天然ガスと石油埋蔵量を誇っていると伝えた。(翻訳・編集/矢野研介)