ガンになる可能性も…「疲れた時に気を付けたい」3つの病気とは

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緊張したり嫌なことがあったりすると、胃がキリキリするような経験をしたことがある方も少なくないかもしれません。

胃や腸といった消化器官は、ストレスの影響を受けやすい器官の代表です。

そこで今回は、薬剤師である筆者が、ストレスを感じている時に気を付けてほしい3つの病気についてご紹介します。

■1:急性・慢性胃炎

胃の粘膜に炎症が起こり、胃痛が生じます。腹痛や吐き気、下痢をともなう場合もあります。2〜3日安静にすれば症状が治まることがほとんどですが、慢性的に胃炎になる可能性も少なくありません。

ストレスを感じると脳が刺激され、自律神経が乱れて胃腸の動きが活発になり、胃が必要量以上の胃酸を出してしまうため胃粘膜が荒れてしまいます。同時に弱った胃粘膜が破壊され、胃酸が胃にさらされることで胃腸炎を引き起こしてしまうのです。

また、ストレスにさらされて体の免疫力が低下するのも、胃腸炎になりやすい原因とされています。

■2:逆流性食道炎

代表的な症状は胸焼けで、“胸のあたりが焼けるような痛み”など、胸に不快感を覚えることが多いようです。

ストレスにより胃から必要以上に胃酸が出るようになり、胃液の逆流が起きやすくなります。

また、胃から逆流した胃酸が口や、のどに酸っぱい胃液がこみ上げてくる“呑酸”という症状が有名です。

■3:胃潰瘍・十二指腸潰瘍

食事中や食後に、みぞおちのあたりがズキズキと痛くなるのが特徴です。

胃酸が胃や十二指腸を溶かしてしまって穴が開いてしまうこともあります。潰瘍は、ピロリ菌感染による場合が多いのですが、ストレスや過労も原因であるといわれています。

胃がんにも関係する病気ですので、注意が必要です。

これ以外にも、便秘や下痢もストレスに関係する病気です。特に消化器官は、自律神経の影響を受けやすく、ストレスによって乱れやすい臓器になります。

忙しくて疲れがたまっていたり、胃や腸の調子が悪いと感じた時には、脂っこいものや刺激の強いものを控える食事をして、少しでも休ませてあげるようにしましょう。

また、ストレスを解消することが一番です。ストレスを引き起こす原因となるものを少しでも取り除けるよう、自分なりの解消方法を見つけてみましょう。

【筆者略歴】

宮本知明 ・・・ 薬剤師×植物療法士。病院薬剤師を経て「薬と共存しない生活」の念いからホリスティックな健康観と出逢う。現在は、統合医療の知識をもった「ホリスティックな健康観を持つ女性」を育成する活動をしている。

【画像】

※ Piotr Marcinski / shutterstock