電車の中やスーパーなどですれ違うと、思わず「うわ〜っ」とにおってくる脇の下のニオイ。暑い季節に入ると、気になりますねえ。マンダムが日本人男女のワキガの違いを分析した結果、男性にはみられる加齢とともに減るニオイの強さが、女性はずっと残り続けることがわかった。

この研究報告は、2016年6月5日に横浜市で開かれた臭覚・味覚国際シンポジウムで発表された。

耳垢が湿っている人ほどニオイがキツくなる

調査は、20〜55歳の女性82人と、20、40歳代の男性87人の協力を得て、次の方法で行なわれた。

(1)脇の下を無香料石けんで洗浄した後、無臭のシャツを着用する。

(2)24時間後にシャツに残った両脇の下のニオイを、臭気判定士がかいで臭気強度を11段階で評価する。

(3)以前の研究から耳垢(あか)が湿っている人ほどニオイがキツくなることがわかっているため、耳垢を採取して、ワキガのニオイと比較する。

その結果、次のことがわかった。

(1)女性は臭気強度が男性より低い。具体的には、男性の平均が5強〜6弱(何の臭気であるか明瞭にわかる)なのに対し、女性は4強〜5弱(何の臭気であるかわかるが弱い)であった。

(2)男性は、以前の研究からも臭気強度のピークが10〜20代で、加齢とともに低くなっていくが、女性は20〜50代まで同じレベルで続く。

(3)ニオイのタイプは、男女ともM型(ミルクのようなニオイ)が最も多い。次いで男性はA型(酸っぱいニオイ)が多いが、女性はA型が少なく、K型(カビ)、E型(蒸し肉)、C型(カレースパイス)が多い。

(4)男性では耳垢が湿っているタイプ(キャラメル状)は、乾燥しているタイプよりニオイがキツイが、女性ではあまり差がみられなかった。

(5)女性では出産経験のある人は、ない人に比べ、腋の下の肌から水分が蒸発する量が多い。これは出産により代謝が変化するためだ。水分の蒸発量が多い人ほどニオイはキツくなる。出産経験のある人は、ない人に比べ、ほんの少しニオイがきつくなる傾向がみられた。