9日、肝臓がんなどを引き起こす恐れがあるとされる除菌成分について韓国政府が口腔関連用品への使用を禁止する方針を固めたが、韓国のネットユーザーから対応が遅過ぎるなどの批判の声が寄せられている。資料写真。

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2016年6月9日、韓国・MBCなどによると、肝繊維症や肝臓がんを引き起こす恐れがあるとされる除菌成分トリクロサンについて、韓国政府が歯磨き粉や口腔清涼剤などの口腔関連用品への使用を禁止する方針を固めた。

韓国食品医薬品安全処は9日、上記の内容などを盛り込んだ「医薬外品 品目許可・申告・審査規定」の一部改正案を明らかにした。歯周病や口臭を予防する口腔清涼剤などに使用されるトリクロサンは、既存の許容基準(0.3%以下)であれば危害性はないものの、化粧品など他製品と合わせて使うと、累積の使用量が問題となる可能性があるという。そのため歯磨き粉などでの使用が禁止されるのだが、実はこの問題が韓国の国会で指摘されたのは14年のこと。以降2年間問題が放置されていたことに、批判の声が上がっている。

またJTBCテレビは、危険物質がようやく使用禁止になるといっても、「歯磨き粉には発がん物質に分類され含有量が制限されているフッ素のほか、界面活性剤や研磨剤など20種以上の化学成分が含まれている」と指摘する。大韓口腔保健協会の専門家は「これまでは歯磨きの方法や回数が重視されてきたが、今後は口の中をすすぐことがさらに重要だ。7〜8回ほど十分にすすぎ、吐き出す必要がある」とアドバイスした。

これを受け、韓国のネットユーザーがさまざまなコメントを寄せている。

「食薬処は誰の顔色をうかがって仕事をしてるのかな。国民?それとも企業?」
「在庫が全部売れるまで待ってから使用禁止にしたんだろう。誰も信じられない」
「歯磨き粉を飲んでる人もいるらしいけど…」

「米国の製品を使った方がいい。韓国に信頼できる物は一つもない」
「もう国の悪口を言うのも疲れた」
「国民を全員病気にさせたいみたいだね」
「何年かしたら国民が一人もいなくなりそうだよ」

「この成分が原因の被害が見つかっても知らんぷりする気だろう。国は信じられない」
「2年前なら朴槿恵(パク・クネ)政権の時だよね?」
「トリクロサンの有害性がテレビで報じられた途端に、スーパーで歯磨き粉1個買ったら1個おまけのイベントをやってたよ。知人には買わないように行ったけど…本当に恐ろしい世の中だ」(翻訳・編集/吉金)