台湾コウモリ学会

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(新竹 10日 中央社)日本統治時代に建設された歴史的建築物「日本海軍第六燃料廠新竹支廠」(新竹市)で、台湾では珍しいヒナコウモリが赤ちゃんを出産しているのがこのほど、台湾コウモリ学会のチームにより確認された。新竹市文化局が明らかにした。動物愛護家はこの知らせに喜びを示している。

ヒナコウモリの群れが生息しているのは、建築物の大煙突の中。2010年に初めてその姿が確認されて以降、毎年4〜9月に同所で群れが目撃されている。

同市産業発展処は2011年から、市内に棲息するヒナコウモリの追跡調査とコウモリの普及教育を台湾コウモリ学会に委託。今年は保護区内に巣箱を設置し、より多くの生息場所を提供しようと計画している。

同学会によれば、ヒナコウモリは中型のコウモリで、昆虫を食料とする。主な分布範囲は北の温帯地域で、台湾は最南端の生息地だとされている。

文化局は大煙突の構造上の安全性を維持するため、今年1月から補修・補強工事を実施。だがヒナコウモリが同所に姿を見せる時期を考慮して、4月初旬には工事を中断させた。群れが同所を離れた後に再開させる。

(魯鋼駿/編集:名切千絵)