10日、韓国メディアによると、経済協力開発機構が韓国の大気汚染の深刻な将来見通しを警告した。今から44年後の2060年、大気汚染による死者率が世界で最も高い国になるとの指摘だ。写真はソウル。

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2016年6月10日、韓国・聯合ニュースによると、経済協力開発機構(OECD)が韓国の大気汚染の深刻な将来見通しを警告した。今から44年後の2060年、大気汚染による死者率が世界で最も高い国になるとの指摘だ。

OECDはこのほど、PM2.5などの大気汚染物質や地表面のオゾン増加による社会的費用を試算した報告書を発表した。これによると、大気汚染による世界での死者数は2010年に300万人程度だが、60年には最大900万人にまで増加すると予想されている。国別では、韓国、インド、中国などで死者数が特に大きく増えるとみている。韓国の場合、大気汚染による死者率は現在のところ人口100万人当たり359人で日本(468人)よりも少ないレベルだが、何ら対策を取らなかった場合、60年にはおよそ3倍の1109人にまで急増するとの見通しだ。

OECDはまた、韓国や中国、ロシア、インドでは大気汚染による社会的損失も増大すると分析している。韓国の場合、労働生産性の低下や医療支出の増大により、60年時点で損失は国内総生産(GDP)の0.63%に達すると予測された。

これについて、日ごろ大気汚染に頭を悩ませる韓国のネットユーザーから多数のコメントが寄せられている。

「環境部はサバに責任を押し付けてないでちゃんと原因分析をしてくれ。中国の工業団地から飛んで来る物質を吸っても死なないんですか?」
「大気汚染の主犯は中国だ」
「国会議員は普段乗っている高級公用車を全部返却して自転車で通勤しろ。それが国民のための政治だ」

「国内の火力発電所だって無視できない汚染物質工場だ。なのに政府は閉鎖どころか何カ所も新設しようとしている。ちゃんと考えてるのかはなはだ疑問」
「数年前はここまでひどくなかったのに、どうなっちゃうんだろう」
「政府が国民を死地に追いやっている。中国政府に一度でいいから抗議でもしてくれ」

「まるで袋の中のネズミ。移民したいけどお金もないし…」
「国民が訴えても動かなかった政府、果たしてどう出るだろう?」
「戦争になる前に大気汚染で死にそう。移民しよう」
「もっと面白いことを教えようか?原子力発電所の事故があった日本より、実は放射能の数値も高いんだよ」(翻訳・編集/吉金)