9日、韓国で開催予定の「2019光州世界水泳選手権大会」をめぐり、国際水泳連盟が韓国政府に対して「予算など4つの条件が保障されない場合、大会を取り消す可能性がある」とする最後通告を送っていたことが分かり、波紋が広がっている。写真はプール。

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2016年6月9日、韓国・朝鮮日報によると、韓国で開催予定の「2019光州世界水泳選手権大会」をめぐり、国際水泳連盟(FINA)が韓国政府に対して「予算など4つの条件が保障されない場合、大会を取り消す可能性がある」とする最後通告を送っていたことが分かり、波紋が広がっている。

光州市は8日、FINAが先月24日に文化体育観光部の金鍾徳長官と金鍾次官に向けて送ったメールを公開した。メールには「韓国政府が光州世界水泳選手権大会の予算とマーケティングおよび広報計画、競技場の確定、経験と能力のある組織委員会事務総長の任命などを即刻保障しない場合、開催都市協約書に基づき、大会を取り消すことができる」との内容が書かれていたという。文化体育観光部は同メールを翌日の25日に光州市に伝達した。

FINAが提示した4つの条件を満たせず、大会が取り消された場合、違約金など莫大な財政的損失が発生するとみられる。光州市は「違約金500万ドル(約5億5000万円)、すでに支払った開催権料89億ウォン(約8億2000万円)、サムスンが支払う予定の1000万ドル(約10億1000万円)などの損失が予想される」と明らかにした。文化体育観光部と光州市はまだ立場を整理できていないという。

これについて、韓国では「FINAの“圧迫”は組織委事務総長の人選と関連がある」との分析が出ている。光州市は当初、組織委事務総長に「2015光州ユニバーシアード競技大会」で組織委事務総長を務めたキム・ユンソク氏を内定し、文化体育観光部の同意まで得ていたが、先月末に白紙化した。

この報道に韓国のネットユーザーからは以下のようなコメントが寄せられた。

「いっそのこと、大会を開催する金で敷地を購入し、公園でも造ってほしい」

「世界に恥をさらすことにならなければいいが…」

「西洋人のための大会をなぜ韓国が開催する?市長選びを間違えた」

「光州市長はスポーツイベントに全く興味がない。ただの運動会ではないんだよ?」

「取り消しになったら、大会を推進していた人たちを処罰し、全てを弁償させて」

「不正で得たものはすぐに失われる」

「大会を開催しても、韓国にとっていいことは1つもない。その予算で恵まれない子どもたちを救った方がいい」(翻訳・編集/堂本)