台湾では、マンガやアニメ、ドラマや映画を題材にした自作パロディ動画を「KUSO」と呼ぶ。その語源は察しのとおり、日本語の「クソ」である。台湾メディア・中国時報電子版は8日、台湾の保険会社がこのほど日本の「ヒーローもの」をパロディ化したCMをユーチューブ(Youtube)上で配信したことを報じた。(イメージ写真提供:123RF)

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 台湾では、マンガやアニメ、ドラマや映画を題材にした自作パロディ動画を「KUSO」と呼ぶ。その語源は察しのとおり、日本語の「クソ」である。台湾メディア・中国時報電子版は8日、台湾の保険会社がこのほど日本の「ヒーローもの」をパロディ化したCMをユーチューブ(Youtube)上で配信したことを報じた。

 「KUSO」CMを配信したのは、台湾の保険会社・遠雄人寿。先日、「無限修復、全面ケア」をテーマとした医療保険の宣伝を目的に制作、配信されたCM動画では、日本の「戦隊ヒーローもの」に出てくるような格好の戦士が、「ゆるキャラ」にいそうな何となく憎めない風貌の怪獣と戦闘するシーンが再現されている。

 戦士は怪獣との戦いで負傷するが、医療保険の手厚いサポートにより復活。最終的には怪獣を降参させる。そして最後は、怪獣も保険の契約書に手形を押して加入するというオチだ。BGMもいかにも「戦隊もの」っぽいテーマがわざわざ制作されており、しかも一部で「宿命のように正義は試練に立ち向かう」など日本語の歌詞を混在させる手の込みようなのだ。

 実は同社が「KUSO」CMを発表するのは今回が初めてではない。2月には父親の老後を案じる男性を主役にした社会派ドラマ風「KUSO」CMをYoutubeに発表。約3カ月間で175万の再生回数を記録するほどの話題を集めた。今回はその第2弾というわけで、再び台湾社会で注目を集めることになりそうだ。

 日本ではこのようなパロディ風CMは珍しくない。「ヒーローもの」CMでは今から約20年ほど前に「UFO仮面ヤキソバン」が大流行したことがあった。ただ、日本ではない場所で、日本の「ヒーローもの」を明らかに意識したCMが制作され人気を集めるというのは新鮮であり、感慨深いものではないだろうか。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)