玉木宏が演じた天才脳科学者、「御手洗はサディスティック」
 人気ミステリー作家の島田荘司氏原作の「御手洗潔シリーズ」を基にしたミステリー『探偵ミタライの事件簿 星籠(せいろ)の海』が公開中。IQ300超の天才脳科学者で、趣味にしている探偵業で数々の難事件を解決する御手洗潔に扮した玉木宏さんに、作品について、また素顔を覗かせる小学生のころの思い出を語っていただきました。

⇒【YouTube】『探偵ミタライの事件簿 星籠の海』予告 http://youtu.be/LlzTdejFP-0

◆御手洗は現実離れした人

――演じられた御手洗はどんな男だと?

玉木:ちょっと現実離れした人だと思います。すごく無機質で無駄なものを全部排除したような人という意識で演じました。淡々としているけれど、周りが翻弄されることによって御手洗の異質な感じが確立される。周りのみなさんあってこその御手洗だと思います。

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――広瀬アリスさんの印象は?

玉木:原作にはないキャラクターです。彼女の演じる小川みゆき(事件解決に同行する編集者)の立ち位置が映画を観てくださる観客のみなさんの目線と同じような位置にあたると思うので、彼女の存在には、この作品自体が助けられていると思います。広瀬さんはすごく綺麗なんですけど、中身は体育会系でしたね。監督に要求されることに対して、「はい、わかりました。やってみます!」と、すごく気持ちのいい人でした。

――小川さんのようなちょっとキャンキャンした女性は、個人的にはいかがですか?

玉木:自分とは全く違うタイプと合うこともあるだろうけど、でもやっぱり、ある程度ペース的に似ているほうが楽ですね。僕が割と落ち着いたトーンなので。

◆小学生のころの思い出を告白

――御手洗はその人と少し話したり、身なりを見ただけで、どんな人物かわかってしまいますが、玉木さんは普段、女性のどこを見ますか?

玉木:目ですかね。誠意が伝わりやすいし、話をしているとき、嘘をついたとしても、目には本当の気持ちが表れると思います。

――御手洗は難解な事件になるとついつい興味を示します。玉木さんがつい反応してしまうことは?

玉木:なんだろう。香りには割と敏感かもしれないです。女性の香りでもそうだし、食べ物のいい香りとか。香水とかはあまり好きじゃなくて、海に行ったら海の香りとか、自然なものがいいですね。あ、小学生のころ、スイミングスクールに通っていたんですが、終わる時間が8時すぎだったんです。夕飯もまだで、自転車で帰る途中に中華料理屋がありまして、そこのダクトからものすごくいい香りがするんですよ。だから、そこでい〜っぱい匂いを嗅いで、体に充満させて、より腹を空かせてから帰ってましたね(笑)。昔から匂いには敏感だったかもしれないです(笑)。

◆御手洗はサディスティック

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――今回の作品は、人間ドラマ部分も切ないですね。

玉木:僕が原作を読んでいて好きだったのは小坂井(要潤)と洋子(谷村美月)のくだりです。すごく好きな描写だったので、そこが実際映画の中でどうなっているんだろうと。そこに関して僕は撮影に関わっていないので、すごく楽しみにして試写を観ましたね。

――御手洗は探偵なのにヒントを言ってくれないですね。

玉木:言わないです(笑)。翻弄される人たちばかり映る(苦笑)。

――こういう点がほかの探偵シリーズ、ミステリーとは違うおもしろさだという点を挙げていただけますか?

玉木:やっぱり、ちょっとサディスティックに感じるところじゃないですかね。一方的な感じがするんですよ。御手洗がどんどん一人だけ前に進んでいって、まわりは翻弄されていて、あ、結果的にはそういうことだったのかと最後にわかる。そこで初めて御手洗の変人さが際立ってくる。人間離れしてるけれど、人と接するのが苦手だったりするところには、人間らしさが感じられるし、そこが御手洗の魅力だとも思います。それに今回は瀬戸内海を舞台に、歴史が絡んでくる面白さもありますよ。

<TEXT&PHOTO/望月ふみ>
『探偵ミタライの事件簿 星籠(せいろ)の海』は全国公開中
配給:東映
(C) 2016 映画「星籠の海」製作委員会
『探偵ミタライの事件簿 星籠(せいろ)の海』オフィシャルサイト http://www.mitarai-movie.jp/