中国メディアの網易は7日付の記事で、中国が開発中だった旅客機ARJ21が28日に商業運航を開始すると伝えた。28日に予定されているARJ21の初めての商業運航は、四川省成都市から上海市までをフライトすることになるという。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国メディアの網易は7日付の記事で、中国が開発中だった旅客機ARJ21が28日に商業運航を開始すると伝えた。28日に予定されているARJ21の初めての商業運航は、四川省成都市から上海市までをフライトすることになるという。

 記事は、「2002年以来、中国人はこの日を丸14年も待った」と説明、ARJ21にかける中国人の期待が非常に大きなものであることが窺い知れる。そうした期待の大きさが関係しているのだろう、ARJ21には「翔鳳」という正式な愛称があるが、「阿嬌」というより親しみのこもった呼び方もあるようだ。日本語に訳せば「嬌(きょう)ちゃん」となる。
 
 記事はARJ21は15年11月29日に中国商用飛機有限公司から成都航空に「嫁いだ」と説明、当時成都航空は3カ月のテストフライトを実施すれば商業運航に使用できるという見方を示していたと紹介。「しかし、往々にして好事魔多しということがあるように、嬌ちゃんの商業運航は何度も待たされた」と説明、ARJ21の商業運航を中国人が実に心待ちにしていたという見方を示した。

 ARJ21の愛称についてだが、一部資料によれば2007年にインターネットを通じて愛称を募集した結果「翔鳳」と正式に命名されたようだ。しかし中国の航空産業に従事する人びとは「阿嬌」、つまり嬌ちゃんと呼ぶと伝えている。実際のところARJ21を嬌ちゃんと呼ぶ中国メディアは非常に多い。

 記事全体から伝わるのは、この旅客機に対する中国人の並々ならぬ期待や愛情だ。「嬌ちゃん」と親しみをこめて呼んでいる点にそれが表われている。中国人は高速鉄道に対しても誇りを抱いているが、それでも高速鉄道を何らかの愛称で呼ぶ中国メディアはほとんどない。航空機には鉄道にはない独特の美しさがあることも関係しているかもしれないが、高速鉄道の開発と違い、「自主開発」であるという点も、中国人がARJ21に格別の愛情を抱く理由となっているのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)