8日、中国と香港・台湾の双方で商品ボイコットの声が上がった高級化粧品「ランコム」が、香港の店舗での営業を停止した。写真提供:Hong Kong In-media。

写真拡大

2016年6月8日、中国と香港・台湾の双方で商品ボイコットの声が上がった高級化粧品「ランコム」が、香港の店舗での営業を停止した。仏RFI(中国語電子版)が伝えた。

香港、台湾でのボイコットの原因となったのは、ランコムが今月19日に香港の新店舗で予定していた音楽イベントを取りやめたため。地元の人気女性歌手デニス・ホー(何韻詩)が出演するはずだったが、民主運動を支持してきた芸能人の起用に中国紙が「デニス・ホーに出演を依頼することは香港独立を支持することに等しい」と疑問を投げ掛けた。これを受け、中国のネットユーザーはランコムを展開する仏ロレアル社の全ブランドの不買を主張。ランコムは5日に出した声明でイベントの中止を発表した。しかし、香港や台湾からは「中国の圧力に負けた」などと反発する声が上がり、こちらでもボイコットを訴える動きが巻き起こった。

中国大陸はロレアルにとって米国に次いで2番目に大きい市場だ。香港のランコム店舗前では「香港から出て行け」などと書いたプラカードを掲げて激しい抗議活動をする市民の姿が見られた。(翻訳・編集/野谷)