アディダス、海洋プラごみをアップサイクルしたAdidas x Parley発表、限定50足。年内には一般発売も計画

写真拡大

アディダスが、海洋プラスチックごみを新たな素材としてアップサイクルした作ったシューズ「Adidas x Parley」を限定発売します。数量はわずか50足。

【ギャラリー】Adidas x Parley (4枚)

アディダスは昨年、海洋プラスチックごみを材料にアウトソールを3Dプリントしたコンセプトシューズを発表していました。このときは完全にワンオフのモデルだったため、これを入手する機会はありませんでした。

Adidas x Parleyは6月8日のワールドオーシャンズデイにちなんで、靴の脚を包む布地の部分にPETなどの海洋プラスチックごみを新たな材料として利用したシューズ。昨年発表したモデルと見た目はほとんど同じながら、Adidas x Parleyは特に3Dプリントなどは使用していません。また特徴的な薄緑色のナイロン糸による模様はParleyのパートナー組織でもあるSea Shepherdが違法漁船から回収した漁網を利用したとしています。
  
Adidas x Parleyの限定数は50足で、入手権を得るためにはInstagramで6月8日から7月31日のあいだに自分がいかにプラスチックごみの排出を抑え、海洋環境保護団体Parley for the Oceansの活動に賛同するかを動画で投稿しなければなりません。その他応募規約については、各国のアディダスのSNSチャンネルが発表するとのこと。

限定シューズの製作に協力したParleyは、ブログでいかにしてこの漁網に沢山の生物がゴミと一緒に捕らわれていたかを記し、海洋投棄の現状をうったえています。「廃棄プラスチックをアップサイクルするには非常に面倒なプロセスを要するものの、いちど確立してしまえばあとはそれを水平に展開するのは容易だ」とParleyは語り「スポーツ用品の分野からこうしたアップサイクルによる新しい材料と技術が使われるのがスタンダードとなるようにしていきたい。我々はその第一歩をすでに達成した」としました。

アディダスは現在のプロジェクトの目標は、こうした取り組みの認知度を上げることだとしつつ、「2016年後半にはこのような海洋廃棄物のアップサイクル材料を利用した製品を通常のラインナップに加えられるようにしていきたい」としています。

新たな価値を創造しつつ海洋プラスチックごみの問題をうったえていくのは立派なことです。とはいえ、海洋廃棄物から靴を作るのがこのシューズの本来の目的ではなく、海洋廃棄物そのものをなくしていくことだというのは忘れないようにしておきたいものです。