人が乗れる自律型ドローン、米国で初の飛行テストへ

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中国のドローン企業・EHangが、ネヴァダ州で自律型有人ドローンのフライトテストを許可された。「ドローン・タクシー」が交通システムのひとつになる日を期待している、とテストに協力するNPO団体は語っている。

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自律型有人ドローンを開発する中国の企業EHangが、ネヴァダ州でのフライト試験を許可された。このようなドローンのテストが米国で行われるのは、これが初めてとなる。

『Las Vegas Review-Journal』の記事によると、州当局が6月6日(米国時間)、同州でEHangが「EHang 184」を飛ばすことを許可したという。

EHang 184は2016年1月にラスヴェガスで開催された「CES 2016」で発表された(日本語版記事)もので、人間1人を上空500mまで運び、Google Mapで示すことのできるあらゆる地点へ飛行できるというドローンだ。23分のバッテリー制限のなかで、自動的に障害物を回避し、安全に離陸と着陸を行うという。

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フライト試験は、州政府が支援するNPO「ネヴァダ州自律システム研究所」(Nevada Institute for Autonomous Systems:NIAS)と協力して行われる(ネヴァダ州は無人航空機(UAS)産業の振興を目指しており、UASのフライトテストができる専用空港の設置も支援している)。

NIASのマーク・バーカー所長は『Las Vegas Review-Journal』に対して、「われわれは、米連邦航空局(FAA)に対して必要なテスト結果とレポートを提出することに協力する」と語っている。NIASの声明には、「ドローン・タクシーがネヴァダ州の交通システムのひとつとなる日を期待している」というNIAS幹部の発言が紹介されている。

EHangはドローンメーカーとしてすでに一般消費者向けのドローン「Ghost Drone」を販売しているが、並行して自律型有人ドローンの開発を続けてきた。報道資料によると、EHang 184は「高さ約1.4m、重量約200kgで、乗客1人を時速約97kmで23分間運ぶことが可能。ドアはガルウイングでアームは折り畳み式」だという。

EHangは、2016年中にテストを開始することを希望している。

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