8日、ランコムがデニス・ホーの音楽イベントを取りやめて一般社会から批判を浴びている一件で、デニス・ホー支持を表明したと報じられた実業家のリチャード・リー氏が会社名義で声明文を発表。これを否定した。写真1枚目はリチャード・リー氏、2枚目はデニス・ホー。

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2016年6月8日、仏化粧品大手ロレアル傘下のランコムが香港の女性歌手デニス・ホー(何韻詩)の音楽イベントを急きょ取りやめ一般社会から批判を浴びている一件で、デニス・ホー支持を表明したと報じられた実業家のリチャード・リー(李澤楷)氏が会社名義で声明文を発表。これを否定した。香港01が伝えた。

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デニス・ホーは今月19日、ランコムが香港にオープンする新店舗で音楽イベントに出演予定だった。しかし、共産党関連紙が今月4日、デニス・ホーが香港独立支持派であり、チベット独立支持者だと報道。中国のネットユーザーがランコムのボイコットを叫んだことで圧力に屈したのか、ランコムは5日、イベントの中止を発表した。

中止を批判する香港市民からロレアル社のボイコット運動が起こっている最中に、音楽配信サイト「MOOV」の公式フェイスブックにはデニス・ホーを支持するメッセージが登場。このため、「MOOV」を運営する通信大手・電訊盈科(PCCW)と代表のリチャード・リー氏はデニス支持し、香港独立支持派の立場にあると一斉に報じられた。なお、リチャード・リー氏は香港トップ富豪とされる李嘉誠(り・かせい)氏の息子で、99年以降は「香港10大富豪」の1人に数えられている。

この報道に対し、中国のネット上では、李嘉誠氏が率いるグループ傘下のドラッグストアチェーン・ワトソンズ(屈臣氏)など、関連企業のボイコットを呼び掛け。これに反応するように8日、電訊盈科が声明文を発表し、「過去、現在、将来においても香港独立を支持しない」と表明。事態の収拾を図っている。(翻訳・編集/Mathilda)