7日、中国企業の海外における企業買収・合併が2015年以降、過去最多になっている。専門家は「この勢いは少なくともあと5年は続く」と予測している。資料写真。

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2016年6月7日、香港紙・商報によると、プライスウォーターハウスクーパース中国のパートナーである張国俊(ジャン・グオジュン)氏は6日、2015年から中国の海外企業の合併・買収(M&A)が過去最多を記録しているとし、「この勢いは少なくともあと5年は続く」との見通しを示した。

15年に中国企業が海外で行ったM&A数は41%増え過去最多となり、16年に入ってからも第1四半期は買収額が826億ドル(約8兆8400億円)と、過去最大のペースとなっている。張氏は、こうした現象は中国企業が一定段階に到達したことによって必然的に起きているものだと指摘している。

「5年は続く」と判断する根拠は、「中国企業の国際的な展開は始まったばかりだからだ」とする。中国企業はこれまで国内市場にとどまっていたが、一部の企業は海外に製品を輸出し始めており、さらに上の段階に進むには、多国籍企業として海外に自分たちの生産設備と販売ルートを設ける必要がある。

「海外に生産設備と販売ルートを設けるには、自分たちで構築するか、海外企業を手に入れるかだが、自分たちで構築するのは困難だ。合併や買収が手っ取り早い手段の一つになっている」とし、欧米経済が低迷して資産価値が下がっていることもその機会を増やしていると指摘した。(翻訳・編集/岡田)